長野市の「公園廃止問題」でも注目の騒音トラブル 経験者の割合は…
長野市「青木島遊園地」が近隣からの騒音苦情で廃止に。こうしたトラブルの経験は…?
長野市にある公園「青木島遊園地」が、遊びに来た子供たちの声などの騒音を理由に廃止が決まったことが大きく報じられた。その苦情が、近隣に居住するたった1軒によるものだったことも大きく報じられている。
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■公園存続の署名活動も
長野市では、市民グループが公園存続を願う署名活動を行い、4,500筆を超える署名を集めて荻原健司市長に提出。市は公園廃止の方針を変えていないものの、SNSなどでは批判の声も目立つ。
「必要な施設だとは思うが自宅の近所にはやめてほしい」という主張は、NIMBY(ニンビー)と呼ばれ、日本に限らずしばしば見られるもの。英語の「Not In My Backyard(うちの裏庭にはやめて)」の頭文字をとったキーワードだ。
こうした公共の施設と個人、もしくは個人同士で騒音トラブルを経験した人はどれくらい存在するのだろうか。
■騒音トラブル経験者は3割弱
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「近隣との騒音トラブル経験がある」と答えたのは全体の26.5%。およそ4人に1人程度、少数派であることがわかった。
■40代で目立つ
世代別ではバラつきも見られる。経験率のため、年齢が上がるほど増えやすいものだが、最も割合が高かったのは40代で31.3%。10〜20代は20.5%だったが、60代でもそれに次ぐほど低い割合となった。
子育て世代のど真ん中で、まだ子供の年齢も低い40代では、自分だけでなく走り回る子供たちなどが騒音の原因になりやすいのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)