ロンドンで2年ぶりの「ノーパンツ・デー」が大盛況 数百人がズボンを脱ぎ地下鉄へ
気難しそうな表情のビジネスマン、若い女性、高齢者までが驚きの姿で地下鉄へ。
イギリスのロンドンで、ズボンやスカートを脱ぎ捨てて地下鉄に乗るという名物イベント『No Trousers Tube Ride』が行われ、大変な盛り上がりをみせた。
新型コロナウイルスのパンデミックでは中止されていたため、開催は2年ぶり。『Mail Online』『PEOPLE』ほか英米のメディアが続々と報じ、大量の画像や動画でSNSも賑わっている。
■今年で12回目の開催
今年で12回目の開催となった、ロンドンの『No Trousers Tube Ride』。主催者の「The Stiff Upper Lip Society」はFacebookで、大いに盛り上げ、人々を笑顔にさせようと呼び掛けた。
ロンドン西部のヒースロー国際空港と、ロンドン東部のシェンフィールドおよびアビー・ウッドを結ぶために昨年開通した「エリザベス・ライン」もそのひとつ。日曜日であった8日、ここを取材したメディアは多かったようだ。
■いつも通りの表情で
『No Trousers Tube Ride』は、日本では「ノーズボン・デー」と訳されることも多い。ズボンやスカートをはかない数百人もの乗客たちが次々と地下鉄に乗り降りするが、周囲に触発されて駅のホーム、あるいは車内で脱ぎ始める人も少なくないという。
逮捕者が出た年もあり、ド派手なパンツはOKでも猥褻行為はNG。女性の下半身をガン見したりすることなく、いつも通りの表情、視線を心がけることも大切なマナーだという。
■20年前に7人でスタート
気難しそうな表情のビジネスマン、若い女性、高齢者までが驚くような姿で地下鉄に乗るこの試みは、2002年にアメリカ・ニューヨークの地下鉄で、『No Pants Subway Ride』としてわずか7 人の男性により始まった。
これまで欧米の数十以上の都市で開催され、その都度メディアが世界に向け大きく報道。SNSには楽しい動画や画像が紹介されている。