12歳の娘が深夜に両親を起こし「弟を刺しちゃった」 殺人事件発生に衝撃
救急隊の心肺蘇生後、病院に搬送され手術も受けたが、姉に刺された弟は助からなかった。
ぐっすり眠っていた両親に声をかけ、とんでもないことを言い出した娘。しかしそれが夢ではなく悪夢のような現実だったことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■夜中に起こされた両親
アメリカ・オクラホマ州で暮らす12歳の女の子が、1月5日の午前0時少し前に両親が眠る2階の寝室に向かった。
突然のことに驚く両親に対し、女の子は「弟を刺しちゃったの」などと主張。そこで両親が息子(9)の様子を確認しに行き、あまりにも意外な光景を目の当たりにした。
■刺されていた弟
状態を確認したところ確かに女の子の言う通り息子が刺されていたため、両親はすぐに通報。「息子が刺された」と伝え、すぐに助けに来てほしいと要請した。
ほどなくして現場に到着した救急隊が心配蘇生を試み、その後に病院に搬送。男の子はそこで手術を受けたが状態はまったく良くならず、しだいに弱り午前2時30分に死亡を宣告された。
■始まった捜査
警察は女の子の身柄を確保し、捜査を開始。だが子供たちについて公表されているのは今のところ年齢だけで、他にもきょうだいがいるのか、家族関係に問題はなかったのかなど、詳しいことは伏せられている。
なお警察は女の子に事情を聞いているが「取り調べは始まったばかりです」とコメントするだけで、動機に関する情報は明かさなかった。
■近隣住民にも衝撃
この家族の近くで暮らす人物が匿名でメディアの取材に応じ、「ご両親の生活、それに娘さんの人生も、もう二度ともとには戻らないでしょうね」とコメント。子供が子供を殺す、しかも家族間で殺人事件が起こった事実にショックを受けた人は多かったようだ。
しかし治安については悪い地域とみられ、この一家が暮らす市内ではこれが今年に入り2件目の殺人事件となった。
なお子供の行動について心配な点がある人は、カウンセリングを受けて専門家の意見を聞くこともできる。学校、児童相談所、民間のカウンセラーなどに頼り、問題が起こる前に対処したい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)