悪魔教の集会イベントに「マスク着用」義務 ワクチン接種証明書も必要
「歴史上最大の悪魔集会」では意外にも“他者への思いやり”が見られる? 悪魔崇拝団体が新たなイベントを計画。
米国を拠点とする宗教団体『The Satanic Temple(悪魔の神殿)』が開催を予定している「歴史上最大の悪魔集会」への参加には、マスクの着用およびワクチン接種など「他者への思いやり」が必須だという。『Fox News』『Daily Star』などの海外メディアが報じている。
■大規模イベントを開催予定
The Satanic Temple(以後、TST)は今年4月、設立10周年を祝うためのイベント「SatanCon(サタン・コン) 2023」の開催をボストンで予定している。
同イベントではパネルディスカッションやレクリエーションのほか、悪魔の儀式、悪魔の結婚式、悪魔のフリーマーケットなどが行われる予定だ。また、団体の声明によると参加者は皆マスクの着用が義務付けられ、ワクチン接種証明書を提出する必要もあるという。
■悪魔崇拝ではない?
TSTは米国のほかカナダやオーストラリア、ドイツなどにも支部があり、信者たちは彼らの教義を「思いやりのあるサタニズム(悪魔崇拝)」「現代のサタニズム」などと呼称している。
じつはTSTは実際に悪魔を崇拝しているわけではなく、無神論者のための非神教の宗教団体。平等や社会正義のために、あえて悪魔のイメージを用いているのだという。