4割以上の人が冬太りの経験あり ある脳内伝達物質の不足が一因に…
寒くなると食べ過ぎて太ってしまうという人は全体の約4割。ある脳内伝達物質の不足も冬太りの一因に…。
秋を迎え、寒さが厳しい冬になる頃には食欲が絶好調。夏バテで食欲不振だったのが嘘のようについ食べすぎてしまい、冬太り…なんて経験をしたことはないだろうか。
■気温が下がると食欲が増して太る
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で48.5%の人が「気温が下がると食欲が増して太ってしまったという経験がある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は36.8%、女性は59.9%という結果になっている。
■食べると体が温まる
編集部が話を聞いた40代の男性は、「食べると体が温まる気がして、寒いなと思うとつい余分に食べてしまいます」と述べた。
おにぎりなどの炭水化物を食べるとより温まるように感じるそうで、正月休みなどはついつい餅を食べすぎてしまい、気付いたら体重が増えてしまっているのだそう。
■体を温めるのにエネルギーが必要
寒くなるとお腹が空くという30代の女性は、「私は、体が冷えるとお腹が空くのが早いんです」と述べた。
「体を温めるのにエネルギーが必要なのかもしれないと思っているのですが…」と語る彼女は、冬になると普段食べない甘いものが欲しくなったり、夏場よりも間食が増えるのだという。
■セロトニンが不足すると過食気味に
全国健康保険協会のHPによると、日照時間が短くなる冬は、太陽の光を浴びることで分泌されるセロトニンが不足し、食欲がうまくコントロールできなくなることで過食気味になることがあるという。
同HPでは、朝の「日光浴」や、深呼吸をするなどして「空気を吐く」、ガムを噛んだり食事をゆっくりするなど「しっかりと噛む」、といったセロトニンを増やすための行動に加え、セロトニンを増やす役割を担う“トリプトファン”を多く含んだ大豆食品や肉・魚などのタンパク質、牛乳やチーズなどの乳製品を食べることを勧めている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)