アベプラ「Colabo問題特集」は消化不良? 大空幸星氏の発言に評価も
波紋を呼んでいる「Colabo」の住民監査請求問題。大空幸星氏はじめアベプラで繰り広げられた議論について視聴者の反応は…。
9日、ニュース番組『ABEMA Prime』(ABEMA)が放送。一般社団法人「Colabo」(コラボ)への住民監査請求について議論が行われた。
■監査結果の公表
昨年4月、若年被害女性支援事業を行う同法人に住民監査請求がなされた。この請求は、同法人が東京都から受託している業務について、経費精算に疑義を申し立てたもの。
請求を受けた東京都監査委員は今月4日、監査結果を公表。委託料の精算に不当な点があると認め、福祉保健局に経費の再調査を求めた。また、請求内容の大半は「主張は妥当ではない」と結論付けている。
■大空氏「非常にありえない」
番組には、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長を務める大空幸星氏がMCとして出演。「Colabo」が委託事業分以外の税理士報酬を経費計上をしていたことに触れると、「これちょっとありえない、僕からすると非常にありえない感覚で」「事務的なミスとは言い切れない」と発言。
さらに、行政とColaboの関係性について、「Colaboがやってる(取り組んでいる)問題っていうのは、これまで行政がまったく手を付けてこなくって、ゼロからColaboたちが立ち上げて、行政が予算を付けてやったみたいな経緯もあるから、行政も(Colaboを)お客様として、そういう立場で接しているのでは」と言及。
「非常にあいまいな判断をしてしまった可能性もある」と、今回のケースが生じた原因を推測した。
■領収書に関する説明に苦言
また同法人は、領収書の記載が抽象的であることについて、その事業の特性上、女性やスタッフの居場所特定につながりうる情報は記せないと説明している。
これに大空氏は「それを盾に、それをある種の言い訳に使ってはいやしないかという気もしなくはないんですよ」と私見を明かす。
「東京都にすら出してない領収書があるわけでしょ? (受託した分の)事業費としてやってるにも関わらず」と言い、「事業の特性を全面に言い訳に出すっていうのはね、それはすごく悪質だと思うんですよね」と、領収書の不備に関する同法人の説明に苦言を呈した。
■議論に「不完全燃焼」の声も
問題について考えを論じた大空氏の一方で、コメンテーターとして出演していたNPO法人「ほっとプラス」代表理事・藤田孝典氏は後半、共演者の発言に対してうなずくだけの姿も見られた今回の放送。
番組を見た視聴者からは、「大空氏! 素晴らしい!」といった称賛の声が上がった一方で、「見た人は多分みんな消化不良感抱いてそうな気がする」「不完全燃焼なんやけど」「半分以上大空さんワンマンステージ感…」といったコメントも散見された。
なお、地上波に先駆けこの問題を取り上げたことで、同番組での続編に期待の声も上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)