約9割の人がイラッとした経験あり 肝心なときに限ってかすれて書けない…
なぜこのタイミングで…肝心なときにインクが出なくなるボールペンにイライラ。
メモを取ろうと慌てて取り出したボールペン。いざ書こうとすると、カシュカシュでインクが出てこない…。誰もが1度はそんな経験をしているのではないだろうか。
■書けないボールペンにイライラ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で90.8%の人が「インクが残っているのに書けないボールペンにイラッとしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は86.2%、女性は95.3%という結果になっている。
■インクが出ず仕方なく筆圧でメモをとる
編集部が話を聞いた40代の女性は、「電話の横に置いてあるボールペンが、肝心なときに書けなくてイライラしたことがあります」と述べた。
急いでメモを取ろうとしたがインクが出ず、見回しても代わりのペンもないため、その時は、メモ帳に強めに書いて跡を残すことでなんとか要件を書き留めたのだそう。
■代わりに鉛筆が置かれるようになった
子供のことでよく小学校を訪れるという30代の女性は、「入退室の記入をするためのボールペンがよく書けなくなっていました」と述べた。
いろんな人が使うので、キャップを閉め忘れていたり、上下逆にペン立てに入れられていたりと、様々な原因があったようで、いつの間にかボールペンではなく鉛筆が置かれるようになっていたという。
■書けなくなったら復活させる方法はない
サクラクレパスの公式HPでは、書けなくなる原因として、インク切れのほかに「インクが古い・中芯に空気が入っている・ペン先に傷がある・ペン先に異物が詰まっている・ペン先が乾いている」といった条件をあげている。
「中芯に空気が入っている・ペン先に異物が詰まっている」という場合には、ペン先をアルコールなどで綺麗に拭き取り、キャップを閉めて2時間ほど置いてから、何枚も重ねた紙にグルグルと書いているうちにインクが出るようになることもあるという。しかし、基本的には書けなくなったボールペンを復活させる方法はないようだ。
同HPでは、水性ゲルインクは熱に弱く温めるとインクがゼリー状に固まって再生しなくなるため、熱を加えないよう呼びかけている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)