トイレ休憩で車を降りて置き去りにされた妻 暗い道を20キロ歩き夫と再会

「すまん、すまん」と夫は必死に謝罪した。

山道・道路

用を足すために車を停め、外に出た男性。その後に再び運転席に戻って移動したが、妻が車にいないことに気づいたのは数時間後のことだった。このまさかの出来事について、『New York Post』など海外メディアが伝えている。

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■妻の実家に行くことに

タイで暮らす夫婦は、27年前に結婚。息子にも恵まれた、現在26歳だという。

そんなふたりが先日の午前3時に車に乗り込み、マハーサーラカーム県にある妻(49)の実家に向かうことに。夫婦は「正月はあっちで迎えよう」と話し合い、夫(55)の運転で移動し始めた。

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■尿意に我慢できず…

問題なく移動していたが、ある地点で夫が「だめだ、どうしてもトイレに行きたい」と言い出した。妻は「なぜガソリンスタンドに寄って用を足さなかったの」と文句を言ったが、夫は道路の脇に駐車し、車から出て排泄した。

すると妻も「なら私も…」と車の外に。木が多い場所に隠れ、用を足すことにした。


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■置き去りにされた妻

用を足した妻はすぐに戻ったが、そこに車はない。真っ暗な通りに一人残され慌てふためいたが、電話も車に置いたままだったため、誰かに連絡することもできなかった。

妻が車を降りたことを知らなかった夫は、戻るなり発車していた。「妻は後ろの席でぐっすり寝ている」と思い込み、置き去りにしたことにはまったく気づいていなかったのだ。

妻は仕方なく歩くことにし、約20キロも徒歩で移動。ようやく見つけた警察署で事情を説明し、夫に連絡してもらうことにした。


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■ようやくの再会

運悪く夫の電話番号を思い出せず妻は焦ったが、「車に私の電話があります」「私の携帯にかけてみてください」と署員に頼んだ。そこで署員が何度も電話をかけ、午前8時頃にようやく夫と連絡を取ることに成功した。

その時点で夫は出発地点から160キロ近く離れた場所に到達していたが、すぐにUターン。妻が待っている場所に行き、「すまん、すまん」と謝って無事を喜んだ。

年末年始は車で長時間かけて帰省する人も増えるが、とりわけ夜間は車内も暗いため、誰かが乗っていなくても気づかないことがある。途中で休憩を入れる際は、出発前に必ず全員乗っているか確認するよう必要がある。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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