コミケ会場の立て看板、まさに運命を左右する「すごろく」そのものだと話題に
コミケ会場に設置された看板が「まるですごろく」と話題に…。
東京ビッグサイトで年末開催されたオタクの祭典「コミックマーケット101」(以下コミケ)。2日間で約18万もの人が訪れる盛況ぶりだったが、そんな参加者たちを案内するとある看板がネット上で話題を呼んでいる。
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■「駅に戻る」
Twitterで話題を呼んだのは、新交通ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」改札から会場方面へ30mほど進んだ横断歩道橋上に設置された看板。
そこには「Uターン」を意味する矢印とともに「一般参加者はゆりかもめ駅に戻る」という文字が…。「戻れ」ではなく「戻る」という言い回しが、不吉な未来を予言されたようで怖い…。
■動線が複雑に
ご存知ない方のために一度解説をしておくと、年2回しかない同人誌即売イベント「コミケ」では入場するまで、さらには入場してからの一分一秒が“勝負”となっている。
お目当ての同人誌を購入するための待機列は各地ですさまじく、5分到着が遅れただけで売り切れとなるケースもあるなど気の抜けない戦いが続くのだ。
■対策に大量の「立て看板」
そんなコミケの常がある中、発生した新型コロナウイルス。
イベントがフリー入場制からチケット制へ移行したことで動線が変化、さらには検温と本人確認など入場が複雑なものに。入場する際は細かく“組分け”があり、まず現地に着いたら自分の入場グループを探す必要があった。そこで一役買ったのがこの大量に設置された立て看板だったのだ。
■一部戸惑いも
そんな、常連参加者でも一瞬戸惑う現地の状況。今回コミケ初参加となった20代コスプレイヤーは「コスプレ入場列の枠番号(アルファベット)を間違い、3回ほど会場の外を行ったり来たりしました」と混乱があったことを明かしつつも、「スタッフがいない場所だと、立て看板が唯一の救いでしたね」と“看板効果”を称賛する。
会場内外には「○○ではありません」と、これまでの動線と違うことを示す注意喚起の看板が数多く設置。件の看板はその一環だったのだ。
しかし、その独特な言い回しからネットでは「すごろくのふりだしに戻るみたいな指示」と評する投稿が話題になり拡散。現場でこの看板に直面した参加者はきっと唖然としたことだろう…。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)