物議を醸すこともある”子供写真入り年賀状” 60代では2割が「配慮欠ける」
年賀状に子供の写真を使うのは「かわいらしく良い」のか「配慮に欠ける」のか?
今年も残すところ、大晦日の今日を残すのみ。年賀状の準備に追われている人もいるかもしれない。Sirabee編集部の調査では、今年は37.8%が書く予定だと判明している年賀状。しかし、そのデザインやテーマが物議を醸すこともある。
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■子供の写真入り年賀状が物議
年賀状で多く見られるのが、家族写真をプリントしたもの。中には、子供たちだけにフォーカスして、その成長を伝えるための年賀状もある。かわいらしく微笑ましいテーマだが、インターネット上にはこうしたデザインの年賀状が「不快だ」という声も。
その内容は、「独身なので子供に興味がない」「子供のいない家庭、不妊治療中のカップルに子供のいる幸せな姿を見せつけるのは配慮がない」といったものだ。実際、世間はどのように感じているのだろうか。
■「好ましい」が多数派だが
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女782名を対象に調査したところ、「かわいらしくて好ましい」と答えた人が35.2%。「配慮に欠ける」と答えた割合は13.6%だった。最も多い51.3%は「とくに何も思わない」と回答している。
好意的な人が多数派だが、やはり不快に感じる人も一定の割合で存在することがわかった。
■年代が上がると…
年齢によって、子供に対する意識が異なるためか、今回の調査結果には世代差が大きく表れた。10〜20代では「好ましい」と答えた人が44.2%と最多だった一方で、「配慮に欠ける」という声はわずか3.5%。
年齢的に「子供を諦める」という選択をする年頃でもないため、子供の写真入り年賀状が配慮に欠けるという概念があまりないのかもしれない。
年代が上がると「好ましい」と受け止める人は減少傾向で、50代以上では3割を下回る。中高年に向けた年賀状の場合は、少し意識したほうがよさそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女782名(有効回答数)