寒波で立ち往生した男女4人が車で帰省 20時間の道中が「まるで冒険映画」と話題に
見知らぬ男女4人の道中の様子が伝えられ、動画の視聴者も一緒にワクワクを楽しんだ。
大型の寒波による異常なほどの悪天候のニュースが、連日のようにアメリカから伝えられている。クリスマスのホリデーシーズンとかぶってしまったこともあり、空港や駅は大混乱のようだ。
そんななか、寒波が生んだ映画のような「出会い」を、イギリスの『Daily Mail』やアメリカの『FOX 8』が報じている。
■交通網がマヒ
アメリカのさまざまな地が今、40年に一度とも言われる記録的な大型寒波に見舞われ、フライトや鉄道のキャンセルが相次いでいる。22日、フロリダ州のマイアミにあるタンパ国際空港でも大勢の乗客たちが立ち往生した。
ブリジット・シュスターさんをはじめ、グレッグ・ヘンリーさん、アビー・ラドクリフさんとショビ・ メイナードさんも「予約をしていたのにどうしよう…」という人たちだった。
■1,865キロメートルもの距離を…
4人は名前も知らない者同士だったが、全員が20代で年齢も近く、出身はオハイオ州のクリーヴランド。悪天候のせいでホリデーシーズンなのに帰省がままならない状況に肩を落とし、互いを励まし合ったという。
ここで出会ったのも何かの縁ということで、4人はレンタカーを借りると順番に運転し、1,865キロメートルも離れた家族が待つクリーヴランドを目指したという。
■一緒にワクワク感を楽しむ
見知らぬ男女4人が繰り出したそのロードトリップの様子を、ブリジットさんが自身のTikTokで随時更新。食事やホットコーヒーを買い休憩する様子、吹雪の中を運転する様子、次第に4人が打ち解けていく様子などが、9つの動画に分けて公開された。
世間からは「まるで冒険映画みたい」「無事到着するまで応援しているわ!」と、一緒にワクワク感を楽しむ声が多く寄せられた。
■「絆が強まった」と話す4人
約20時間もの長いドライブを経て、24日の午前8時半、4人はついに目的地のクリーヴランドに到着した。
彼らはメディアの取材に「時間がたつにつれ、私たちの絆はどんどん強まりました」「不思議なことに、生い立ちや自身の話など結構深いところまで告白したりして、運命的な出会いなのかもしれないと感じています」と明かしている。
「こんなにワクワクすることって、大人になるとそうはないですよね」と話す4人は、これからも定期的に連絡を取り合い、交流していくつもりだという。
・合わせて読みたい→デーブ・スペクター、自身の影響で全国的に秋の気配? 「滑りまくって…」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)