「嫌いなおせち料理ランキング」を発表 大人気の数の子が意外にも…
様々なメニューがあるおせち料理。その中で苦手・嫌いな料理を調べてみたところ…。
■味付けは濃いめ
もともとは保存食の意味合いもあったため、濃いめの味付けのものも多いおせち料理。Sirabee編集部の調査では、中でも栗きんとんや数の子が人気であることがわかったが、逆に今や「口に合わない」という人もいるかもしれない。
現代社会で「人気がなくなっているおせち料理のメニュー」は、どのようなものなのだろうか。
■1位は「紅白なます」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女903名を対象に調査したところ、「嫌い」と答えた人が最も多かったのは、紅白なます。大根と人参の千切りを甘酢に漬けた料理で、縁起の良い色合いで重箱を彩る、しかし、素材が地味で味が酸っぱいせいか、今ひとつ人気がないようだ。
2位には、「好きなおせち料理」でも2位に入った数の子がランクイン。プチプチした食感で愛されるが、独特の苦味もあり、好みが分かれるのだろう。
■昆布巻や黒豆も
その他、嫌われる上位には、味付けの濃さで好みが分かれるのか「昆布巻」が3位に。黒豆と田作りが8.1%で並び、「芽が出る」という縁起を担ぐものの少し苦味も特徴的なくわいが7.5%で続く結果となった。
■若い世代は「数の子嫌い」
今回の調査結果を世代別で見ると、興味深い傾向も。1位の紅白なますと2位の数の子は、世代によって好き嫌いがくっきり分かれることが判明した。
10〜20代では、紅白なますが嫌いな人は7.6%なのに対して、数の子が嫌いな人は21.2%にものぼる。この世代では嫌われるダントツ1位だ。一方、60代では20.7%が「紅白なますが嫌い」と回答しているのに対して、数の子が嫌いな人はわずか5.2%。
こうした好き嫌いの変遷によって、おせち料理の中身も変わっていくかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女903名(有効回答数)