寒波襲来の屋外に立たされ数時間が経過 ニュースリポーターがブチ切れる事態に
不機嫌さを隠さない思い切ったリポートが、逆に世間からは好評だったようだ。
「クリスマス寒波」と名付けられ、各地域で雪の被害が相次いでいる日本。じつはアメリカでも大型の寒波が猛威をふるい、猛吹雪や停電、フライトのキャンセルが各地で起こっているという。
そんな中、我慢の限界を超えたニュースリポーターの正直すぎる姿を『TMZ』や『The New York Times』が報じ、世間の大きな注目を集めている。
■寒波で試合がキャンセルに
アメリカ・アイオワ州に拠点を置く『KWWL-TV』で放送されているニュース番組の『NEWS 7』。今、話題になっているのは、そのスポーツコーナーで活躍しているリポーターのマーク・ウッドリーさんだ。
しかし、寒波の影響で予定されていたスポーツの試合は全てキャンセルに。マークさんは仕事のスケジュールがぽっかりと空いてしまったという。
■外はマイナス12℃
そこで22日の早朝、マークさんの上司は彼に「屋外から連日の街の様子を伝えるように」と指示。マークさんはしぶしぶ防寒着を着て、マイナス12℃の真っ暗なウォータールー市のあるポイントに向かった。
その生中継が始まるやいなや、彼は「いつもはスポーツ担当なんですけど、試合がキャンセルになってしまって…」と成り行きを説明した。
■次々と不満をブチまける
だが、続いてマークさんは「5時間も早く出勤を命じられ、現在まだ午前3時半ですが、この寒さのなか、ずっとここに立っている訳です」と不満を露わにした。
その数時間後、再び同じ場所からリポートしたマークさんは、そこでも「まだここにいますよ。このリポートは一日続きますから、皆さんはどんどん不機嫌になっていく私の様子を楽しんでください」と相変わらずのキレっぷりだった。
■「コメディアンに転職できる」
なんとマークさんの逆襲はここで終わらず、スタジオに向かって「さっきよりも、さらに冷えてきたんですけど」「ぬくぬくとした室内にいられて、あなたたちはいいですね。私は尋問を受けているみたいですよ」と皮肉も放った。
その日のリポートは計14回も行われたが、意外にも上司や世間からの反応は悪くない。「彼のその不機嫌さは、いかに悪天候なのかを正直に伝えている」「コメディアンに転職できる器だ」と良好だったようだ。
・合わせて読みたい→渡部、大喜利で渾身ボケも… あの“俳優”の名を挙げ「誰をイジっとる!」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)