鈴木紗理奈、小学校での宗教教育必修化を訴える 「勧誘が来たときに…」
旧統一教会問題で注目されている「宗教虐待」に対し、鈴木紗理奈が訴えかける対策とは。
タレントの鈴木紗理奈が、25日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題で注目されている「子どもの宗教虐待」に関連し、宗教について学ぶことの必修化を訴えた。
■子どもに信仰を強制する「宗教虐待」
番組は旧統一教会問題について報じる中で、2世信者・高橋みゆきさん(仮名)が訴えた「子どもたちの“宗教虐待”をなくすシステムを作るべき」との主張を紹介した。
高橋さんによると、旧統一教会の信者は子どもに断食、恋愛禁止などを強制し、布教活動による育児放棄も横行しているとのこと。
鈴木はMCの爆笑問題・田中裕二から、「お子さんを持つ紗理奈さんも他人事じゃないですよね」とコメントを求められた。
■小学校の必修科目で…
鈴木は法律でマインドコントロールの線引きが難しいことに触れると、「学校教育で、小学校の必修科目で『宗教』ってのをやるべきだと思っていて」と主張。
続けて、「昔からある宗教、あとは新興宗教ってどういうものなのか」「こういうふうに信仰ってしていくものです、こういうふうに戦争とかトラブルになった過去もありました、新興宗教ってのはこういうトラブルになっています」など、教育すべき内容を具体的に挙げていった。
■勧誘されたときの判断に
鈴木はさらに、「『この献金っておかしいよな』とか、ある程度のラインを持って、自分に勧誘が来たときに『これってヤバいかも』とか、ある程度の判断がつく状態ができると思うんで、これから子どもたちにはそういう勉強をしてもらって」と狙いを指摘。
「私たちは、そういうことを知らずに育ったんで。宗教って怖いなって私は勝手に思っちゃうんで。でも、信じてる人は本当に救われてる人もいて」「もうちょっと(宗教に)寄り添えるんじゃないかと思いますね。教育をすることによって」と続けていった。
■尊重しつつ危険性も教育
これを聞いた爆笑問題の太田光は、「誤解されると困るんだけど、『宗教を教える』んじゃなくて、『宗教っていうものはなにか』っていう概念だよね」と補足し、鈴木もこれに同意。
「そしたらね、ヘイトにもならないっていうか。信じてる人は信じて尊重するし」と続け、理解を深めることの必要性を重ねて説いていった。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)