自分の娘を1年間ネットでいじめ続けた母親 若者になりすまして調査を妨害
メッセージの発信源を細工したりスラングを使用するなどし、若者が犯人のように見せかけていたという。
ある少女がインターネット上で、正体不明の人物から1年間嫌がらせを受けていた。FBIが調査をしたところ、その犯人は少女の母親だったことが判明したという。
『Daily Star』や『UNILAD』などの海外メディアが報じたところによると、母親はメッセージにスラングまで使用し、若者になりすましていたようだ。
■ネットいじめの被害報告
アメリカ・ミシガン州にあるビールシティ中学校は、2021年初頭、1人の生徒からネットいじめの被害報告を受けた。相談してきた少女によると、彼女と彼女のボーイフレンドに対して、悪質なメッセージが届き続けていたという。
被害を深刻に捉えた中学校は、メッセージを送っている犯人を突き止めようと地元の警察に調査を依頼。犯人は発信源を特定されないように細工をしており、調査は困難を極めた。
■FBIが突き止めた犯人は…
学校や地元警察、さらには被害にあっている少女の母親や、少女のボーイフレンドの母親までが協力し、犯人の正体を探った。それでも調査が進まず、最終的にFBIのインターネット犯罪を扱う部署までが動き出した。
すると驚くことに、少女を1年間にわたっていじめ続けていた匿名者は、調査にも協力していた少女の母親だったことが判明。300通以上にも及んだ悪質なメッセージにはスラングが多用されており、若者がメッセージを送っているように見せかけられていたという。
■いじめの理由は不明
報道を見た人々からは、「なんてひどい母親なんだ」「少なくとも10年以上は刑務所に入るべき」「少女が本当にかわいそう」と母親を非難するコメントが寄せられた。
FBIに正体を突き止められた母親は、自分の罪を認めたが、娘とそのボーイフレンドをいじめた理由については現在も不明のままだという。母親は未成年へのストーカー行為や、コンピュータを使った犯罪行為などの罪で起訴されており、10年以上の禁固刑に処される可能性がある。
・合わせて読みたい→旅客機内で70代男が少女に痴漢し実刑判決 隙間から手を忍ばせ寝たふりも
(文/Sirabee 編集部・広江おと)