「部屋が汚い」と叱る母親をフライパンで殴打 重傷を負わせ逃亡した息子を逮捕
母親もかばいきれず、「息子にやられた」と警察に話した。
荒れ放題の汚い部屋を見て、「なんとかしなさいよ」とたびたび注意していた母親。それにキレた息子が母親を半殺しにして逮捕されたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■母親にムカついた息子
アメリカ・フロリダ州で暮らす少年(17)は、散らかり放題の部屋について文句ばかり言う母親にイライラを募らせていた。
11月30日にも母親に何度か注意され、少年の怒りはマックスに。完全に自制心を失った少年はフライパンを取りに行き、そのまま母親に飛びかかってとんでもない行動に及んだ。
■キレた息子が母親を襲撃
少年はポケットナイフで母親を何度も繰り返し刺し、さらにはフライパンで頭部を殴りつけて殺害を試みた。
その後に母親の車の鍵を盗み、財布から現金を抜き取って逃走。車で逃げたが通報を受けた警官隊に追われ、雑木林に乗り入れて事故を起こしたところを逮捕された。
■母親の状態は…
重傷を負った母親は搬送され治療を受けているが、重体とのこと。少年をかばう気もなかったもようで、警察に話を聞かれて「息子にやられました」と正直に語ったと報じられた。
なお少年は、犯行当日に友人にメッセージを送信。「銃を持ってきてほしい」「お袋を撃ちたいと思う」と伝えていたそうで、本気で母親を殺害するつもりだったようだ。
■片付けが苦手な子供は多い
「片付けができない」「部屋が常に散らかっている」という思春期の子供は多いようだ。学校で心身ともに疲れ、プリントなど教材の量もずいぶん増えることから、「片付ける時間があったら寝ていたい」というのだ。
反抗期の子供が相手だと親も悩み対応に困ってしまうが、時には協力を申し出る、また親の過ごす空間もピカピカにして模範を見せるといった方法も試してみる価値がある。
成長の過程によっては、親と子が衝突することも珍しくはない。しかし重大な事件に発展するほど深刻化しないように、親も冷静に子供を扱う必要がある。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)