池袋に現れた自販機、インパクトありすぎな姿が話題に 「中身」を確かめてみると…
池袋に設置されたホットソースの自販機が話題を呼んでいる。気になる味は…。
かつて自動販売機といえば、飲み物やスナック菓子が売られるのが基本だった。だが、最近は刺身や風邪薬、電化製品など、扱われるラインナップも充実している。
近ごろ、東京・池袋に現れた自販機は禍々しすぎるオーラを放っていて…。
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■池袋で立て続けに設置
今年9月、池袋の東武百貨店屋上に「スリラチャの赤備え」という商品が入った自販機が設置された。全体を黒く塗られた自販機の中に真っ赤な容器がズラリと陳列され、見る者を圧倒した。
それから約3ヶ月経った11月下旬、今度は池袋東口のグランドサンシャインシネマ近くに置かれたのだ。短い間に、禍々しすぎるオーラを放つ自販機が立て続けに設置されたことはSNSでも話題に。
ネット上では、「衝動的に買ってしまった」「買い物中に見つけたけどこれ何に使えばいいんだ…」「これって何ですか… そのまま飲めんの? 」「都内に5か所しかないレアな自販機らしい」など、様々な感想があがっている。
■東海地区を中心に設置
見る人に強烈なインパクトを与える「スリラチャの赤備えソース」は、アメリカで絶大な人気を誇る商品。日本では、2020年9月頃から東海地区を中心に設置。Sirabee編集部でも、昨年11月にこの自販機について紹介している。
件の自販機を展開する「スリラチャ ジャパン」の公式ホームページによると、22年5月時点で東海三県・関西・関東など110箇所に設置されているとのこと。ちなみに、東京では先述した池袋も含めて、計9箇所に置かれている。
設置開始から2年経ち、都内にも進出するなど着実に勢力を拡大しているようだ。
■自販機で購入
見るからに辛そうなソースだが、一体どんな味なのだろうか。実際に買って食べる必要がある。
12月下旬、池袋グランドサンシャインシネマ付近に設置された自販機へ足を運んだ。件の自販機は「タイムズ駐車場池袋サンシャイン通り」に置かれていた。
通常の飲み物やアイスが入った自販機が並ぶ中、一番左端の「悪魔のホットソース」と書かれた自販機は異彩を放っている…。お値段は1本700円。
記者は辛いものは比較的好きなほうだが、舌に乗せただけで悶絶するレベルの激辛系は苦手。「スリラチャの赤備えソース」は実際に手に取ってみると、想像以上に真っ赤。
「これ、食べたらいけないやつじゃないか…?」と、内心ビビりながら食べることにした。
■実際に食べてみると…
ソースを皿に移すとドロっとしていて、豆板醤やコチュジャンに近い感じ。匂いは唐辛子の香りだけでなく、ほのかにニンニクの香りも漂ってくる。
まずは様子見で、コンビニで買ったフランクフルトに少し付けてみる。口に入れると、最初は辛くないが後から徐々に辛味が押し寄せてくる。
だが、恐れていたような食べるだけで涙が出たり、「辛い!」と叫ぶレベルではない。全体的にただ辛いだけでなく、ニンニクと酸味が効いて濃厚でパンチがある。
今度は、この日昼食で食べていた松屋の「旨辛ネギたま牛めし」の味変で使用。こちらも、独特のコクと辛味が加わって中々の相性だ。記者が試した分量でも十分辛くなるので、よほどの激辛好き以外はかけすぎないように注意したい。
牛丼や焼肉、ステーキなど肉料理に直接かけるのもありだが、パスタや煮込み料理の味付けに加えてもいいかもしれない。不思議と一度食べるとクセになる味だ。
これからこの自販機が全国各地に設置されるかもしれない。
【今回訪れた『スリラチャの赤備え』自販機の設置場所】
東京都豊島区東池袋1-20 タイムズ池袋サンシャイン通り
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)