片田陽依、映画『イルカはフラダンスを踊るらしい』 自身初の主演が決定

片田陽依が映画『イルカはフラダンスを踊るらしい』の主演をつとめると発表された。若い世代に届くようなポップな作品を目指すという。

片田陽依

女優の片田陽依(かただ・ひより)が、2023年公開予定の映画『イルカはフラダンスを踊るらしい』の主演を務めることが、TikTok LIVEの映画配信番組「シネレコ!」で発表された。


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■テーマはヤングケアラー

同作は、現在社会問題になっている「ヤングケアラー問題」をテーマとした作品。東京で演劇をすることを夢見る田舎の女子高生・井川サト。将来の夢と介護の現実に葛藤しながら、認知症のおばあちゃんが施設に入ってしまう前に、仲間と一緒におばあちゃんの夢だったハワイ旅行に連れて行こうと計画するオリジナルストーリー。

「ヤングケアラー問題」の当事者世代である若い世代に届くように「介護」という重いテーマでも気軽に見られるポップで楽しい映画を目指し制作されたという。

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■あらすじ

高校生の井川サト(片田)は、ヘルパーの清美(萩原萠)と入れ替わりで認知症のおばあちゃんのシズ(福井裕子)の介護のため、放課後遊びの誘いを断り自宅に直行する。

ある日、おばあちゃんの病状が悪化し、胃瘻の治療を行う可能性が。手術をすれば寝たきりになってしまい、おばあちゃんを施設に送ることになるため、サトは難色を示す。しかし田舎を離れず生きていくのは両親であり上京するつもりのサトがどうこう言えるはずもない。

そんな中、シズが寝たきりになってしまう前に思い出を作ろうと、サトは国内での擬似ハワイ旅行を企画する。家族、友人を巻き込んだ計画は成功するのか注目だ。


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■困難を乗り越えて…

主演をつとめる片田からのコメントを紹介する。

片田:本作のオーディションを受けるにあたり初めて台本を読んだとき、大好きな祖母が認知症とパーキンソン病を患い、辛い思いを抱えながらも祖母と向き合うサト、優しい祖母の言葉の数々、困難を乗り越えて生まれる家族の絆にとても感動しました。


初主演ということで作品に「参加する」というよりは「皆さんと一緒に良い作品にする」という強い気持ちで挑ませていただきました。ぜひ公開を楽しみにしてください。たくさんの方に届くことを願っています。


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■片田陽依プロフィール

2004年11月20日生まれ。奈良県出身。2021年デビュー。現在放送中のドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(朝日放送系)にレギュラー出演中。映画『あしたのわたしへ』角野朱莉役、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(朝日放送系)10話・前田真利菜役、Amazon オリジナルドラマ『結婚するって、本当ですか』大原泉役、山脇辰哉企画脚本の映画『明けまして、おめでたい人』など。

今後、映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』玲奈役、映画『17歳は止まらない』モモ役などで出演予定。

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(文/Sirabee 編集部・水元ことし

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