20代男が母親の恋人を車で轢き重傷負わせる 両親の復縁が叶わない恨みで凶行に
凶行に及んだ息子は、殺人未遂罪で逮捕された。
両親の離婚に悩み関係修復を願っていた男が、母親に恋人ができたことに逆上。とんでもない事件を起こすまでの経緯とその後について、『Manchester Evening News』『The Daily Star』などイギリスのメディアが伝えている。
■親の離婚に憤った男
イギリスで暮らすアダム・ディクソン(27)という男は、両親が不仲になり離婚したことをどうしても認めることができずにいた。「いつか復縁してほしい」とも考えていたが、母親は別の男性と恋に落ち、二人きりで会うようになった。
しばらくして事実を知った男は激怒。母親の恋人がどこで暮らしているのかを確認したうえで、「そいつを見かけたらぶっ殺す」などと母親に声を荒げたこともあった。
■母親の恋人を車で轢く凶行
そんなある日のこと、母親は恋人と一緒に車で買い出しに行き、その後に恋人宅に到着。その時、男はすでに向かいに車を停めこっそり様子を伺っていた。
気づいた恋人が声をかけたが男は車から降りようとせず、そのままの状態で激しい口論に発展。慌てた母親が様子を見に出てきた直後、男はいきなりアクセルを踏み恋人を跳ね飛ばした。
■重傷を負った恋人
男はそれだけでは気がすまなかったらしく、ただちに車をバックさせ、再び母親の恋人を轢いて殺人未遂罪で逮捕された。
二度もはねられた恋人は重傷を負い、肋骨については19本も折れていたとのこと。脊椎にもダメージを負ったせいで今も状態は良くないらしく、本人は「飲食さえ楽しめない」「生きることにも興味が持てなくなった」と明かしている。
■男に下された実刑判決
弁護士は男について「何年も統合失調症を患っていました」と説明し、凶行に及んだのは精神疾患のせいであると強調。しかし裁判所は「そこまで深刻な病状だったとは考えにくい」「『母親のせいで両親の関係修復が不可能になった』と考え、勝手に腹を立てて及んだ犯行だった」と判断し、男に懲役13年4ヶ月の実刑判決を言い渡した。
この判決については「甘すぎる」という意見も多く、インターネットには「この男はかなりヤバい」「一生刑務所に入れておいてほしい」といったコメントも多く書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)