カバに飲み込まれるも生還した2歳少年 「どんな映画よりも過激」と驚きの声
鋭い歯を持つカバは、アフリカで年間500人以上を死に至らしめているとの推定もある。
ウガンダの湖で、2歳の少年がカバに丸呑みにされるも、生きたまま吐き出されるという事故が発生した。『Daily Mail Online』や『NEW YORK POST』などの海外メディアが報じたところによると、少年に大きな怪我はないという。
■石を投げられ少年を吐き出す
ウガンダ南西部のカトウェ・カバトロ地区にある湖畔近くで、2歳のポール・イガくんがカバに襲われた。自宅近くで遊んでいたところに、突然カバが現れたようだ。
カバはポールくんを口の中へと引きずり込んだが、それを見た地元の人がカバに石を投げた。驚いたカバはポールくんを吐き出し、とぼとぼと水辺に戻っていったという。
■一命を取り留めた少年
危機一髪のところでカバに噛み砕かれずに済んだポールくんだったが、負傷により病院に運ばれた。狂犬病のワクチンを打ったあと、家に帰されたという。
ウガンダ警察は、声明のなかで「湖から迷い込んだカバが幼児を襲うという事件は初めてだ」「今回は奇跡的に無事だったが、野生動物が非常に危険な存在であることを認識する必要がある」と、周囲の住民へ注意を促した。
■「まさに不幸中の幸い」
アフリカでは、年間約500人がカバに襲われ死亡しているとの推定もある。縄張り意識が強く、主に草食であるにもかかわらず、鋭い歯と強靭なあごで縄張りに侵入した人間を攻撃することがあるという。
最大2,750キロにも及ぶ巨大な体格を持つ上に、水中でも水外でも移動できるという機動性が恐ろしさを増長させている。
報道を見た人々は、「まさに不幸中の幸い」「どんな映画よりも過激だ」「この少年は事件を一生自慢するだろう」と、驚きと興奮が混ざったコメントを寄せ、危険なカバから生還した少年の無事を祝っている。
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)