剣を口から飲み込む達人が腹腔に穴を開け重体に 「まるでダーツの的みたい」
35年間にわたり剣を飲み込み続けていた伝説の男が、入院する事態に…。
「弘法にも筆の誤り」ということわざがあるが、鋭利な剣を口から飲み込むという危険な特技を持った男性が、自ら飲み込んだ剣によってお腹に穴を開けてしまったようだ。『CBS8』『ABC12』などの海外メディアが報じている。
■35年以上続けてきた芸
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ出身のスコット・ネルソンさん(59)は、巷では「ムルガン・ザ・ミスティック」という愛称で呼ばれている。
ショービジネスの世界でも稀な「剣を口から飲み込む」男として知られており、じつに35年以上もの間、自らの体を危険に晒し続けている。
■行ったショーは無関係?
ネルソンさんは10月31日、メリーランド州の遊園地シックス・フラッグスにてショーを行っていたところ、「ショーとは無関係の怪我」が原因で病院に搬送された。
ショーのマネージャーであるジョシュ・ボーレンさんは、ネルソンさんの入院について「ショー中に起きた事故ではなく、ショーとは関係のない健康状態のためだった」と説明している。
当局の発表によると、ネルソンさんは肺の一部を取り除く必要があるほど深刻な状態。しかし、命に別状はないという。
■体中が傷跡だらけ
ネルソンさんが回復するまでの間、彼のために作られた募金サイトには「5本の剣が私の腹腔に刺さり、さらに肝臓の一部に穴を開けました」と記載されている。
また、ネルソン氏本人のFacebookには「私がどれほどひどい状態なのかわからなかった」とあり、写真には体中に無数の打撲や傷跡、縫い目がある痛々しい姿が写っていた。
■このままでは命の危険も?
ネルソンさんは自身のことを、「ショービジネスで最も危険な男」と呼んでいる。ロケット動力の剣を飲み込んだ世界でただ一人の人物としても知られているのだ。
SNSでは「この男は剣に生き剣に死ぬのだろう」「トリックじゃなくて本当に飲み込んでいたのか」「まるで体中をダーツの的にされたようだ」などの反応が寄せられている。
・合わせて読みたい→精巧に仕上がった剣がネットで話題 「じつは身近なあるモノ」で作られていた…
(文/Sirabee 編集部・びやじま)