自殺や殺人現場を処理する特殊清掃員が悲惨さ激白 「部屋には血がベッタリと…」
殺人現場や遺体放置現場で活躍する特殊清掃員。その告白が世間に衝撃を与えている。
自殺や死傷事件、そして孤独死をニュースで耳にすることは多い。「その後、誰がどうやって掃除をしていんだろう」と疑問を抱く人もいるだろう。
実際に清掃業を営んでいる女性が、このたび悲惨なその実態を明かしたことを、『The Sun』や『UAE News』など海外メディアが報じている。
■銀行員として10年間勤務
ステイシー・フォイスターさん(34)は、イギリス・ケント州のアイルズフォードで娘のジョセリンちゃん(9)とともに暮らす一児の母だ。
かつて10年間にわたり銀行のリスクアナリストとして働いていたが、ある時から不安神経症に苦しむように。仕事も忙しく、ジョセリンちゃんともっと一緒の時間が欲しいと思い、思い切って辞職したという。
■テレビの映像からヒント
自宅の掃除が趣味で、綺麗になった部屋を見ると、ストレス解消になると同時に不安症状が和らぐのを実感していたというステイシーさん。思い切って清掃会社を設立し、30名ほどの従業員を雇った。
そんなある日、テレビの画面に犯行現場の清掃に向かう人たちの様子が流れてきた。警察官が清掃すると思っていたステイシーさんは、実際は特殊な作業員たちが行っていると知って衝撃を受け、「そこであるヒントを得ました」と明かしている。
■初仕事は子供の餓死現場
バイオハザードと除染についての知識を猛勉強したステイシーさんは、「全米犯罪現場清掃員アカデミー」の認定を取得。警察や市が清掃員を調達するためのウェブサイトに登録されると、次々と仕事が舞い込むようになった。
初めての現場は、親からのネグレクトにより子供が餓死した部屋だった。そこでは至る所に覚せい剤のための注射針が散らばっていたという。