都内パーキング看板の「あり得ない表記」に目を疑う たった1文字違うだけで…
都内の某コインパーキング看板で、信じられない「2文字」を発見。一見すると普通の看板なのだが…。
ひらがな、カタカナ、漢字の表記3種類を用いることから、難しい言語としての地位を確立している日本語。理解すれば理解するほどその難易度がより明らかになるため、日本人なら誰しも「日本語って難しい…」とため息をついた経験があるはず。
なおツイッター上では、コインパーキングで発見した「看板の表記」に、ツッコミの声が寄せられているのをご存知だろうか…。
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■一見すると普通の看板だが…?
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・ほそモールさんが投稿した1件のツイート。
「これを見た人は記憶に残った看板を貼れ」というハッシュタグが使用された投稿にはコインパーキングの看板が写った写真が添えられており、特に記憶に残る要素は感じられないのだが…。
なお、ツイート本文には「数年前のことで、タイムズに指摘メールしたら恥ずかしそうな返信が来たので直ってると思います」と、意味深な1文が綴られていた。
■漢字「2文字」をよく見ると…
看板の内容を見てもピンと来なかった人も多いかと思うが、何かに気づいたと思われる人々からは「やっとわかりました! 普通は絶対気づかないです」「地方在住だと分からん間違いだな…」といったリプライが寄せられている。
…そう、こちらのタイムズは東京江東区の「青海フロンティアビル」に隣接しているのだが、看板には「青梅フロンティアビル」という、実在しない建築物の名前が記されていたではないか。
その下の所在地も「江東区青梅」と表記されており、担当者が「青海」と「青梅」を誤って表記してしまったのは間違いないだろう。
■過去にはアイドルが「やらかし」て注目
ツイート投稿主・ほそモールさんに写真の詳細を尋ねたところ、こちらの表記内容は2018年頃に発見したものと判明。
当時の様子については「タイムズからは大変恥ずかしそうに『ご指摘ありがとうございます。修正します』との旨のメールが来たので、恐らく直ってるとは思うのですが…」と、振り返っていた。
皆様ごめんなさい。
ZeppTokyoに向かっていまして、
青梅駅だと思って着いて、ZeppTokyoの道調べようとしたら、
青梅ではなく青海で、まったく違う場所に来てしまいまして、青梅から青海まで2時間かかってしまうのでライブに出れなくなってしまいました。今日来て下さる方々本当に申し訳ございません。— あいきゃん🐈 (@aaaikaa0723) November 27, 2018
なお同年は、当時アイドルグループ「HIGHSPIRITS」に所属していた小室あいかが、ライブ当日に「青海駅」と「青梅駅」を間違えてしまう…という珍事が発生しており、「青海と青梅紛らわしすぎる問題」が改めて世に認知された年でもある。
これが同じ山手線の「目白」と「目黒」くらいの距離感であれば笑い話なのだが…青海が江東区に位置するのに対し、青梅は多摩地域に位置する市。青海駅–青梅駅間を移動するには複数回の乗り換えを経て、2時間近くもの時間が必要となる。
それだけに、駅を降りて「勘違い」に気づいた際の絶望は相当なものであろう…。
■現在の看板の状態は…
ほそモールさんの指摘から3年が経過した現在、件のタイムズの看板表記はどうなっているのか確認しに向かうと…。
そこには「青海フロンティアビル」「江東区青海」と、正しい漢字が表記された看板の姿が。一瞬、ひょっとしたら例のツイートの写真は、合成か何かだったのでは…と疑念が浮かんでしまったが、看板の表記をよく見ると明らかに上から「修正された」痕跡が確認でき、思わずニヤリとしてしまった。
「青海」もしくは「青梅」で待ち合わせをする際は、くれぐれも誤解がないよう肝に銘じたい。