娘のクリスマスリストを見た母親が心痛 「いじめられませんように」
8歳の女の子はどんな思いでそれを書いたのだろう。想像するだけで胸が痛む。
クリスマス前になると、親や祖父母に欲しい物をねだったり、「サンタさんへのお手紙」を書いたりする子供たちがいる。しかし、世界中の誰もが幸せな気持ちでクリスマスを迎えるとは限らない。
ある母親は、自分の子供が書いた「欲しい物リスト」を読み、完全に心を痛めてしまっているという。イギリスの『The Sun』や『Mirror』が報じた。
■娘の「欲しい物リスト」に心痛
子供にとっても大人にとっても心が躍るクリスマス。スージーさんという女性は、「thebolivers」のアカウント名でTikTokに1本の動画を投稿した。
そこには8歳になる娘が書いた「欲しい物リスト」が映っている。同年代の子供を持つ親から「泣けます」「ショックだけど、早めに気付けてよかったと思う」などと同情のコメントが舞い込み、大きな反響を呼んでいる。
■リストの下に記されていたのは…
8歳児らしく、リストにはもちもちした手触りでかわいらしい動物のぬいぐるみ「スクイッシュマロ」や、ミニチュアコレクションの「ミニ・ブランド」のおもちゃがほしいと書かれていた。
さらには「ピンクのiPadミニ」「アップル・ペンシル」「iPhone12」など、高額なApple製品の名もあるようだが、スージーさんはリストの一番下を見て驚いた。「もっとお友達がほしい」「私をいじめないでほしい」と記されていたのだ。
■いじめを初めて知った母親
動画には「これを載せようか迷ったのですが、いじめについて皆さんと意見を交換できれば…」とスージーさん。娘が学校でいじめられていたという事実を、このリストで初めて知り、「とても心が沈んだ」とつづっている。
TikTokのユーザーからはそんな彼女に多くの励ましの言葉が舞い込み、同じ経験を持つ親からは助言となるようなコメントも寄せられた。
■励ましや体験談も
小学校の教師をしているというユーザーは「いじめは大変難しい問題で、私たちも心を痛めています」とコメント。「学校にその手紙を見せて、向き合ってもらったほうが」「深刻化する前に手を打たないと」と、学校へ訴えるよう勧める声も多いようだ。
また、「うちの子も6年間学校でいじめを受けていたけれど、劇団に入り演技のレッスンを始めたところ、そこでたくさんの友達ができ、生き生きとした表情がよみがえった」というコメントも。別の世界に楽しみを見出すよう、上手に導いてあげることも大切だという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)