同室女性の人工呼吸器をオフにした女に殺人未遂容疑 「うるさかった」と供述も
音が気になって我慢の限界。キレた患者が最悪な行動に及んだ。
病室に置かれていた機械が出す音に、70代の患者が苛立った。その結果とんでもない行動に及んだ疑いで逮捕されていたことを、『CBS News』など海外メディアが伝えている。
■音にイライラしキレた女
ドイツの病院に入院した高齢の女(72)が、79歳の女性患者と同室になり不満を募らせた。女性患者がつけていた人工呼吸器の音が気になり、どうしても落ち着くことができなかったのだ。
しばらくは我慢していた女だが、そのうちにイライラはマックスに。ついには人工呼吸器に接近し、勝手にオフにするという凶行に及んだ。
■注意されたのに懲りず…
異常に気づいた職員がすぐに機械をオンに戻し、女を厳しく注意。「人工呼吸器はこの患者さんの生命維持に必要な物なのです」としっかり説明したが、女は同日の晩にまたしても人工呼吸器をオフにしてしまった。
そのせいで、女性患者の状態は一気に悪化。ほどなくして職員が気づき、患者が息を吹き返すよう緊急措置を施した。
■被害を受けた患者の今
機械をオフにされた女性患者は危険な状態に陥っていたが、医師たちが迅速に対処したおかげで一命をとりとめた。だが今もなお集中治療が必要だというから、女による凶行がもたらした影響は甚大だったようだ。
女はその後に殺人未遂の疑いで逮捕されたが、本人の健康状態や精神疾患の有無など、詳しいことは伝えられていない。
■「周囲の音が気になる」約7割
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、「周囲の音があまり気にならない」と回答したのは全体の30.9%。約7割は、自分以外が立てる音に敏感になる傾向があるようだ。
個別の病室であればこのような問題は起こらないのだろうが、必ずしも利用できるとは限らない。周囲の音が不快であれば看護師に相談し、「耳栓を用意してくれませんか」とお願いしてみると良いようだ。
しっかり休んでリラックスしたいのに、うるさくてイライラする。そんな状態に逮捕された女もウンザリしていたのだろうが、その犯行は極めて悪質で身勝手だった。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)