大量の糞尿流出で高速道路が閉鎖 「田舎に住んでいるから」と嘆く住民
気づかずに走った車は、洗車しても落ちない状態に…。小さな町を襲った悪夢のような1日。
閑静な農村沿いの高速道路で、トラックが積み荷の糞尿を流出させたまま走行した結果、地域住民や清掃作業員にとって悪夢のような1日が訪れたという。『WCCO』『WAOW』などの海外メディアが報じた。
■流出に気づかず走行
アメリカ・ウィスコンシン州最大の都市であるミルウォーキーから北に100キロほど離れた場所に位置するキールは、人口3,700人ほどの小さな町だ。
そんなキールのダウンタウンエリアを通る高速道路で、糞尿収集用のトラックが「積み荷」を路上に垂れ流しにしたまま、何キロもの区間を走行したという。
■被害を受けた車は…
キール警察署の報告によると、高速道路と周辺の通りは終日閉鎖。清掃作業員は、一度にシャベルいっぱいの糞尿を一つずつ手作業で取り除いた。
一部の住民は、この出来事に大きく動揺している。そのうちの一人であるローガン・アンダーソンさんはSNSに「ウンチがトラックの隅々まで入り込んで、洗車が役に立たない」と嘆いた。
彼はまた「車のホイールウェルやカバーが滅茶苦茶になりました。どこを見ても『それ』が入り込んでいるし、外から見えないところも同様です」とコメントしている。
■大都市ではあり得ない?
またある住民はトラックの運転手を非難し、「何マイルにもわたってウンチがこぼれているのに気づかないなんて、どれだけ頭が悪いのだろう」と書き込んだした。
さらに別の住民は「同じことが大都会で起こるとは思えません」とコメントし、こうした事件は小さな農村の町に住んでいるために生じるものだと主張している。
■運送会社は謝罪
SNSでは辛辣な反応が多いなか、キール警察のデビット・ファンクハウザー署長は「コメントではもう少し優しくしよう」と書き込み、ヒートアップする住民たちを諌めている。
責任を負う運送会社の所有者であるチャド・タッシュさんは、糞尿流出事件の後警察署で事故について謝罪。損害の請求を求めてる人のために連作先情報を共有しているという。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)