マルシア、3年ぶりのコンサート開催 故郷ブラジルの“母”を思い涙も…
マルシアが3年ぶりとなるコンサートを開催。楽曲で世界を旅するような幅広いセットリストでファンを魅了した。
■幅広いナンバーを披露
マルシアがコンサートを行うのは、コロナ禍前の2019年以来3年ぶり。
持ち前の表現力を生かして、歌謡曲からポップス、ラテン、ミュージカルナンバーまで幅広いジャンルを披露。自身の生い立ちについてのトークも交え、さまざまな世界に旅するようなセットリストとなった。
■幼少期の思い出
1曲目となったのは「見上げてごらん夜の星を」。気持ちを込めた歌声で、冒頭からファンの心をひきつける。
その後、幼少期の思い出メドレーへ。子供の頃に初めて歌った日本の歌「しゃぼん玉」や、故郷・ブラジルでの歌唱大会で優勝し、作曲家の故・猪俣公章さんにスカウトされて日本へ来るきっかけとなった「青い珊瑚礁」、猪俣さんの内弟子時代に、学べと言われたテレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」「つぐない」などを披露した。
■祖父から贈られた言葉
さらに、89年のデビュー曲「ふりむけばヨコハマ」を歌唱。
日本へと向かう際に、空港で祖父から「成功するまで帰ってくるな」と言われたことを、今も胸に留めているというマルシアの熱を帯びた歌声に、観客席からは熱い拍手が送られた。