イタリアで大流行と噂の「暗殺者のパスタ」が感動のおいしさ 作り方も衝撃的…
イタリアで流行しているという「おこげパスタ」。斬新な作り方と、濃厚な味に驚き…。
日本でも親しまれているトマトパスタだが、じつはいまイタリアで流行している作り方があるという。
日本在住イタリア人のマルコさんが、YouTubeチャンネル『きょう何たべよ / Marco Macri』に投稿した「おこげパスタ」の作り方が衝撃的なものだった。
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■炊いて作る「暗殺者のパスタ」
これから作る「おこげパスタ」はイタリア・プーリア州発祥のパスタで、日本語に訳すと「暗殺者のパスタ」。マルコさんによれば「いまイタリアでめちゃめちゃ流行っている」とのこと。
材料は1人前でパスタ120g、水1.2L、にんにく1片(小さかったため記事では2片使用)、唐辛子(乾燥のものでも問題ない)、トマトピューレ100g、トマトペースト50g、エクストラヴァージンオイル30gほど。後述するが、材料はアレンジの余地があるため、まずは作り方をおぼえておきたい。
水1.2Lを沸騰させ、そこに塩5g、トマトペースト50gを入れて混ぜる。暗殺者のパスタだけあって「血の色」のようになればOKだ。弱火か火を止めて置いておく。
水は1.2L用意したが、1人前で半分ほどしか使わないため、1人で食べる場合は分量を調整するのもいいだろう。また、実際に作ったユーザーによれば、トマトペーストではなく一般的なトマト缶で代用してもおいしかったとのこと。
にんにくは粗めにざっくりと切り、唐辛子はみじん切りに。オリーブオイルに香りを移したらにんにくは取り外しておこう。
■パスタに「おこげ」をつける
ここからがおこげパスタの真骨頂。にんにくを取り除いたらトマトピューレを入れ、そこにパスタをそのまま投入する。マルコさんによればフライパンはサイズの大きいもの、それでいて鉄製がおすすめだという。
パスタはトマトピューレの水分を吸って段々と柔らかくなるため入らないことはないが、大きいほうが調理しやすいことは間違いない。ただ見た目を気にしない場合は、パスタを折って入れると問題なさそうだ。鉄製がおすすめなのは焦げ付きやすいからだ。
中火と弱火を使い分けながら加熱していくと、やがてチリチリと音が鳴ってパスタが焦げてくる。記者はテフロン加工のフライパンで調理していてそれでも問題なさそうだが、鉄製だともっとキレイに焦げ付くようだ。こんなパスタ初めて見た…。
なお、このときにトマトソースが飛び散るためキッチンの後片付けはしっかりとしておきたい。
焦げを確認できたらひっくり返し、そこに先ほどのトマトペーストを溶かしたダシをパスタが浸るくらいまで入れて、中火で煮込んでいく。リゾットを作るような感じで、「ダシでパスタを炊く」といったイメージが近いだろうか。
水分がなくなってきたら火を弱め、また焦げを付け、もう一度トマトのダシをパスタが浸るまで入れて煮込む。この茹で方は時間の目安通りにはいかないため、途中で味見を挟んで好みの硬さに調整してほしい。