お人好しカップルが捨てられた荷物を代わりに配達 「待っている人が困ると思った」
世の中には、こんなに親切な人が…。あるカップルの善意が話題を集めている。
配達員のまさかの行動を目撃し、驚いたカップル。そこで意外な行動に出て称賛されていることを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■意外な光景に衝撃
アメリカ・オハイオ州で暮らすカップルが、車を運転中に思いがけない光景を目撃しショックを受けた。運送会社のトラックに乗っていた配達員が停車し、車内にあった大量の荷物を次々と道に捨て始めたのだ。
驚いたカップルがUターンし現場を見に戻ったところ、配達員はすでにおらず、捨てられた大量の荷物だけが残されていた。
■花を見て思わず同情
荷物に紛れていた美しい花を見たカップルは、「葬儀用に送られた物なのでは…」と考え気の毒でたまらなくなった。
すぐに通報して警察に対処を任せる選択肢もあるが、捜査が始まると荷物の到着がさらに遅れる可能性が高い。そう考えたカップルは、自分たちが荷物を拾って届けてあげればいいと思いついた。
■何時間もかけて配達を完了
カップルは、荷物のラベルに記載されている受取人に次々と電話で連絡。事情を説明し「僕たちが今からお届けします」と伝え、数時間かけて多くの荷物を配達し終えた。受け取った人たちもこれには大変驚き、優しいカップルの思いやりに深く感謝している。
なお運送会社もこの件について報告を受け、現在は事実確認に追われているという。「会社としては預かった荷物を無事に届けることを最優先にしてきました」と強調している。
■配達員に対する同情も…
このカップルについて複数メディアが報じたところ、「素晴らしい人たちだ」という声が噴出。「運送会社はこのカップルに謝礼金を出すべき」といった意見もインターネットに書き込まれている。
また荷物を捨てた配達員に対しては、批判だけではなく「この時期は多忙を極め大変だろう」「相当なストレスが溜まっていたのでは…」と同情する声もあがった。
肉体的にもきつく、想像以上に大変だとされる宅配の仕事。「自分には向いていない」「体力的にも無理だ」と感じている人は、会社や顧客に迷惑をかける前に対策をとるべきだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)