ミスコン出場者がマイクをつかみ感電事故 前日の雨による漏電の疑い
悪天候時や、雨が降った後のイベントでは漏電による感電事故が起こりやすいという。
多くの人が見守るビッグイベントのステージの上で、体を痙攣させながら倒れてしまった女性。このたびメキシコで開催されたミス・コンテストで、驚きのアクシデントが発生したことを『Mexico Detail Zero』が伝え、『PEOPLE』『NEW YORK POST』などがそれを紹介した。
■22歳の美しいモデル
事故は、メキシコのミチョアカン州サワヨで先月27日に開催された「ミス・サワヨ 2022(Miss Sahuayo 2022)」で起きた。
普段はモデルとして活躍しているアンドレア・グラナドス・ヴィクトル(22)さんも、優勝を狙う出場者のひとりとしてステージへ上がり、黄色やピンクの羽根が美しい衣装で華やかにランウェイを歩いた。
■マイクをつかんだ瞬間に…
ところがアンドレアさんは、右手でマイクをつかんだ瞬間に体を痙攣させ、数歩よろめくと後ろ向きに倒れてしまった。ただちにスタッフが駆け寄り、アンドレアさんを安全にステージから降ろした。
その後、地元の複数のメディアが「コンテストの前には雨が降っていた」として、マイクに漏電が生じていた可能性を指摘。事故の原因についての詳しい調査が続いているという。
■「文字通り充電された気分よ」
優勝を逃したアンドレアさんだが、主催者や観客からの強い同情を意味する「ミス・シンパシー」という賞が与えられることになった。
スタンディングオベーションのなか再びステージに登場したアンドレアさんは、「神様に感謝。もうすべて大丈夫よ。文字通り、充電されて戻って来た気分だわ」と言って笑いを取った。やけど以上の症状が現れていないか、医療スタッフがいくつもの検査を行ったという。
■悪天候には特に注意が必要
現代のステージは舞台装置、音響、映像、照明などの機器・機材にかなりの電力を使用しており、事の大小はあれど、アーティストや技術担当者の感電は時おり発生している。
特に悪天候時や、雨が降った後のイベントでは漏電による感電事故が起こりやすく、どの現場でも機材の安全な設置や管理のためのガイドライン遵守が強く求められるという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)