サントリー商品、注文書の「変貌ぶり」に衝撃走る 全国のオタクがなぜか笑顔に…
今まさに旬を迎えているボジョレーヌーヴォーを注文したつもりが…。突如出現した「謎の笑い声」に注目が集まっているのだ。
■サントリー、それにしてもノリノリである
ボジョレー届いたのはいいんだけどなんでこんなオタクの鳴き声みたいな名前付いてるの pic.twitter.com/A5eBwcoj4u
— もんも@LittleCave (@NAMAElittle) November 17, 2022
自社商品の表示内容が「オタクの笑い声っぽくなってしまった」というあまりに斜め上すぎる事例に対し、やはり驚いた様子を見せるも、今回の取材を笑顔で快諾してくれたサントリー担当者。
まずは「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー」の詳細について尋ねると、こちらはサントリーが1996年より提携を開始した「ジョルジュ デュブッフ社」との商品であることが判明。今年の11月第3木曜日は17日となり、件の「2022 セレクション ド デュブッフ」も17日より発売開始となった。
濁点が取れたせいで「デュフッフ」の印象が強くなってしまった同ブランドだが、サントリー担当者は「ヌーヴォー解禁というイベントを世界的に大きく広めたのが、このブランドの名前でもあるジョルジュ デュブッフ氏です」と、その偉大さを強調。
また「『ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォー』はボジョレーヌーヴォーの公式コンクールでの受賞歴がNo.1で、且つ日本国内でもジョルジュ デュブッフのブランドは(データ取得可能な)2002年以降、毎年販売数量No.1を獲得しています」とも補足してくれたのだ。
■これまでスルーしていた人もぜひ
商品としての特徴については「外観はハツラツとしたルビー色。赤いベリーやいちごを思わせる自然な果実の甘みが口いっぱいに広がり、軽快な酸味とまろやかなタンニンが心地よく感じられる味わいです」とその魅力を強調しつつ、「華やかさと豊かさが共存した、まさに太陽の年を象徴する1本です」と、太鼓判を押している。
なお今回、濁点の謎消失が原因の「デュフフ」表記から注目が集まった経緯については「思いがけない形でご興味を持って頂き驚いておりますが、偶発的なきっかけとはいえ『ジョルジュ デュブッフ』ブランドにご興味をもって頂き、大変嬉しく思います」と、企業としての懐の広さを感じさせる回答が返ってきたのだ。
これまでボジョレーに興味がなかったものの「今回のツイートで興味を持った」という人も、少なからずいることだろう。そうした背景を踏まえ、サントリー担当者は「ブランド名にもあるジョルジュ デュブッフ氏は、ボジョレーヌーヴォーを世に広めた第一人者です。ぜひ今年収穫したぶどうを醸造したフレッシュな味わいを『ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォー』でお楽しみ頂けますとと幸いです」と、ボジョレー初心者に向けたコメントを寄せていた。
「ボジョレー」の響きに高いハードルを感じていた人は、名前の中に親しみやすい「デュフフ」が隠れている同商品を、人生最初の1本としてみてはいかがだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)