センスがスゴすぎる… コルク栓の中に広がる「不思議な世界」がネットで話題に
本当にこびとが訪れるかも!? コルクの中に広がる小さなお部屋が可愛いすぎと話題に。
ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』のように、人間社会にこびとがひっそりと混じっていたら…。今ツイッターでは、そのワンシーンを想起させるような、とある”こびと部屋”が話題を呼んでいる。
【話題の投稿】本当にこびとが住んでいそう!? コルクの中に広がる小さなお部屋が可愛すぎて…
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■超小さいのに本格的すぎる…
「コルク栓の中にコビトが住める部屋を用意してます」とコメントを添え、こびと部屋の動画と写真を投稿したのは、ミニチュアやジオラマ、ジオラマ人形などをオリジナルで制作しているクリエイターのこびと屋さん。
内装が絵本の世界のようにかわいらしく、いつこびとが住みに訪れてもおかしくはない雰囲気。ミニチュア好きにはたまらない作品だ。
そのキュートさももちろんだが、小さいコルク栓をくりぬき、本格的な部屋を作ってしまう発想と技術には、ただただ感嘆するばかり。中にミニチュアの家具や人形を置いて、その上ライトまで点くとは、なんという芸の細かさなのか…!
■「ほっこり笑顔になってしまう」と反響
コルク栓の中に広がる部屋に心惹かれたツイッターユーザーは数多く、ネットでは「素晴らしいです」という声のほか「Looks so cool 」と海外からも感激の声が続出。
また「動画を見てて灯りが点くとほっこり笑顔になってしまう私」と灯りの点く仕掛けに心温まったという声や、「蔦がある机、本棚、ポスター素敵です」と内装のお洒落さに注目したコメントも寄せられた。
記者は、そんな素敵なこびと部屋を制作した、投稿者・こびと屋さんを取材した!
■きっかけはホームセンターの部材売り場
製作者のこびと屋さんが、コルク栓のミニチュア作品を思いついたきっかけは、「部材好き」という好奇心からだった。「部材を見るのが好きで、ホームセンターに行った際にふとコルク栓が目にとまり『コルク栓の中にミニチュアを創ったら可愛いのでは?』と思ったのがキッカケでした」(こびと屋さん)。
ミニチュア作品の制作時間は、5日から1週間程。「作品は全て自身が納得行くまで作り直しますので、全部がお気に入り作品です」と、作品愛も語っている。
一方で制作で難しいと思う点は、背面もコルクを貫き光が溢れるような加工をする時と話す。正面から見ると満月、背面から見ると月が欠けているように見える作品や、背面のコルクを貫き灯りを点けると光が溢れる作品などは、この加工が必要となる。
「この加工は失敗することが多いので、調整をしながら何回か作り直します」。小さい中にこびと屋さんならではのこだわりポイントが、たっぷり詰まっていることが伺える。
■SNSでの反響が励みとなって
こびと屋さんいわく、以前までは家族や友達に見せて自分だけで楽しむしかなく、「私が創るミニチュア・ジオラマはあまり好きな人が居ないのではないか」と思い凹む事も多かったとか。だが、Twitterに作品を投稿することで、その気持ちは大きく変わった。
「本当に沢山の方に作品を見て頂き、そして多くの反響を頂きとても嬉しいです!」「『こびと屋さんの作品が好き!』と仰って頂くことも増えました。感謝の気持ちでいっぱいです!」と、作品への自信を持てるようになった。
ちなみに、こびと屋さんのミニチュア作品は、ハンドメイドサイトminneで購入できる。コルク栓の中に広がる、小さくも可愛らしいオリジナリティ溢れる世界。いつかこびとが訪れてくれることを夢見て、こびと屋さんのミニチュア制作の道は続く。