映画『スラムダンク』は山王戦じゃない…? ファンが予想する「意外な根拠」
映画『スラムダンク』公開まで残り5日…。原作ファンの間では様々な予想が繰り広げられていて…。
12月3日、人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)の映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開される。かねてから作中で人気の高い山王戦を期待する声が多いが、原作ファンの間では「劇場版で山王戦はないのでは?」という意見も飛び交っている。
ファンがそう予想するのには、「意外な根拠」があって…。
■ストーリーの詳細は不明
『SLAM DUNK』(スラムダンク)は、1990年代に人気を博したバスケットボールを題材にした人気スポーツ漫画。主人公の不良少年・桜木花道が神奈川県の湘北高校バスケ部に入部し、チームメイトやライバル達と切磋琢磨しながら成長していく物語だ。
11月28日時点では、主要キャラクターの声優は発表されたものの、どんなストーリーになるかはいまだベールに包まれている。
■「山王説」に異論を唱えるファンも…
昨年1月に映画化が明らかになって以来、物語に関して様々な予想が繰り広げられている。特に、ファンの期待値が高いのが山王戦だ。
「山王戦」とは、湘北がインターハイ2回戦で対峙した秋田県・山王工業高校のこと。高校バスケ界の頂点に君臨する学校とあって、全員超一流のプレイヤー。そんな最強チームと激闘を繰り広げ、湘北メンバーそれぞれにスポットが当たることから作中でも絶大な人気を誇っている。
ただ、スラダンファンのある男性は劇場版の「山王説」に異論を唱える。「少なくとも、今回の映画では描かれないのではないでしょうか。私も最初は期待していましたが、映画の公式ホームページを見て思い直しましたよ」(スラダンファンの男性)。
■桜木の身長をよく見ると…
前出のスラダンファンの男性によると、ホームページに載っている桜木のプロフィールに「根拠」があるという。公式ホームページには赤髪でスポーツ刈りの桜木のイラスト、「1年/PF/188cm」と学年・ポジション・身長が記載されているが…。
「初登場からしばらくの間、桜木の身長は188センチなのですが、インターハイから189.2センチに伸びています。原作でも途中から表記が変わっているので、山王戦の彼は189センチなんですよ」(前出・スラダンファンの男性)。
ここまででピンときた原作ファンも多いかもしれない。桜木の身長が伸びていることが分かるのは、原作の第197話。
2万本のシュート練習をする合宿を終えた桜木は、バッシュが破れてしまったため赤木晴子と2人でスポーツショップに向かう。そこでお店のマスターから背が伸びたことを指摘され、計測したところ189.2センチになっていることが判明するのだ。なお、湘北はこの3日後にインターハイの会場に向かっている。
公式ホームページでは188センチと表記されているため、「劇場版=インターハイ前」、つまり今回の舞台は山王と戦う前…と予想されるというわけだ。
■今年5月の東映の回答
もちろん、劇場版が100%山王戦ではないと言い切ることはできない。ただ、身長の件から察するに少なくともインターハイ前から物語がスタートする可能性が高い。
ちなみに、Sirabee編集部は今年5月、東映に今回の映画が山王戦をテーマにしたものであるかについて聞いている。当時、東映は「この場での回答は控えさせていただきます。映画に関する情報につきましては、公式からのお知らせをお待ちください」と回答していた。
公開まで残り5日…。今後の”公式からのお知らせ”は要チェックや!
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)