杉村太蔵、岸田文雄内閣の辞任ドミノに嘆き 「本当に適材なのに…」
杉村太蔵が辞任ドミノで苦境の岸田政権に持論を展開した。
■岸田首相に公職選挙法違反疑惑
『週刊文春』が、「岸田首相が昨年の衆議院選挙の際、選挙運動費用収支報告書に宛名も但し書きもない領収書を94枚提出していた」と報じたニュースを取り上げたこの日の放送。
番組によるとこれが事実の場合、公職選挙法違反になる可能性があるとのこと。また、菅義偉前首相が「岸田さんはアクションが遅い。政権も来年の4月まで」と話しているのだという。
■杉村が持論
杉村は窮地の岸田内閣について「なんていうかなあ、運がないっていうか」と感想を語る。
続けて「たとえば山際(大志郎)大臣、辞められた。あの方って結構すごくて、東大出で国会議員では珍しく、獣医の博士号を持っているんですよ。それで元々ね、南極探検隊みたいなことをやって。しかもね、クジラの生態を研究して、南極で2回ぐらい死にそうになってるんですよ」とコメント。
さらに「これじゃあやっぱり地球環境が日本や世界にとってダメだということで、政治を志して。1回落選して、それでもやって。かなり優秀な方で。内閣改造の新閣僚で留任した唯一と言ってもいいぐらいの人で、相当期待されていた」と話した。
■閣僚の辞任ドミノに嘆き
葉梨康弘前法務大臣に杉村は「葉梨さん。あんな失言をするなんて。法務委員長を2回やって、東大を出て、警察のトップ近くまで行って、法務行政のスペシャリストですよね。それがあんなこと言った」とコメント。
続けて寺田前総務相にも「それこそ東大出て、大蔵省を出て、税務署長をやって、ハーバード大学に行って、公共政策のスペシャリストの博士号に近い、日本で数少ない博士号を持っている」と語る。
そして「それだけ聞くとね、本当に適材なのに、なんでこんなに政治資金で杜撰なのかなって。ちょっと運がないなという気がする」と話した。
■「めちゃくちゃ悪いわけでも…」
岸田内閣については「やっていることはそんなにめちゃくちゃ悪いことをやっているかといったら、外交安全保障にしろ経済しろ、めちゃくちゃ良いわけではないけど、めちゃくちゃ悪いわけでもないっていうのが、僕の感想なんですけどね」と杉村。
MCのふかわりょうが「アクションが遅いという指摘はどうですか」という質問には「まあねえ、その通りかな」とコメントしていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)