身に覚えない謎の不在票、その内容にゾッとした… 配達員の「神対応」に称賛相次ぐ

身に覚えのない不在連絡票を発見、記載内容をよく見ると…。ヤマト運輸の「神対応」に称賛の声が寄せられている。

2022/11/24 04:45

新型コロナウイルスが猛威を振るった近年の社会情勢の中で、改めてその重要性が認識されたのは、やはり「物流業界」だろう。

なお現在ツイッター上では、そんな日本の物流業界を代表するヤマト運輸の神対応に、称賛の声が多数寄せられているのだ。

【話題のツイート】見覚えがない不在票、一体なぜ…?


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■不在連絡票を見て「心臓飛び出る」

今回注目したいのは、ツイッターユーザー「心のダムの目元のホクロ。になりたい」さんが投稿した1件のツイート。

こちらの投稿は「帰ってきたらヤマトの不在票入ってて、なんか届くものあったかな? って思ってみたら入っててめちゃくちゃ焦ったんだが!?」という動揺した様子の書き出しから始まっており、その後も「自分で開けやがった…」「ほんとにびっくりした、心臓飛び出る…」という文章が続き、なんらかの非常事態が起きていたことと思われる。

不在連絡票

一体何が…と身構えつつ、ツイートに添えられた写真を見ると、そこには「宛先」と「送り主」の欄内に「マドとアミ戸が開いてネコが外に逃げていました」という、衝撃的なメッセージが記されたヤマト運輸の「不在連絡票」が確認できたのだ。

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■あまりに神対応がすぎるドライバー

ツイート投稿主に詳しい話を聞いたところ、件のツイートを投稿した当日は換気のため窓を網戸にした状態で、夕方ごろから外出をしていたそう。

その後、21時半ごろ帰宅した際に愛猫が勢い良くお出迎えをしてくれた折、郵便受けに不在票が入っているのを発見して「ヤマト運輸で、何か頼んだ記憶なんてないなぁ…」と疑問に感じつつ、内容を確認したところ、前出の衝撃的事実が判明したのだ。

猫ちゃん

帰宅時には窓がしっかり閉まっていた状態であったため、連絡票の内容を考慮すると、配達で付近を訪れた際に網戸を跳ね除けて室内から飛び出した猫を発見したドライバーが急いで追いかけ確保、窓から室内に送り届け、戸締りを済ませて去っていった…というのが、今回の全貌であるようだ。


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■感謝の声上げるユーザー続出

なんとも粋なエピソードを綴った件のツイートは、投稿から数日たらずで4万件以上ものRTを記録するほど大きな話題に。

また、他のツイッターユーザーからは「このドライバーさん、神すぎる」「ヤマトのドライバーさんって、こういうファインプレー多いですよね」「やはりクロネコヤマト、猫の扱いも慣れているのか」「ヤマト運輸さんは、日頃から親切な配達員の方が多い印象があります」といった具合に、称賛の声が多数寄せられていたのだ。

そこで今回はヤマト運輸に、ことの経緯を詳しく尋ねてみることに。すると話題となった神対応も納得な、同社の魅力が明らかになったのだ。


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■ヤマト運輸の「神回答」が最高だった

今回のツイートをヤマト運輸 広報に確認してもらったところ、担当者からは「こちらの対応内容は、事実になります」という回答が。

続いては当時の状況について担当ドライバーのコメントと併せ、詳しい話を聞こうと思ったのだが…生憎、今回話題となった出来事は「本来の業務内容」とは異なるため、こちらは辞退したいとのことであった。

不在連絡票

コメントはもらえなかったが、逆にこうした反応こそ、同社が「困っている人を助ける」という助け合いの精神を決して特別視せず、社内で広く共有していることの証左と言えないだろうか。

今回のケースに限らず、ドライバーの良識ある業務態度や姿勢がしばしば話題となっているヤマト運輸。広報担当者は「人材育成の観点では、基本として経営理念に基づいて行なっています」と前置きしつつ、「地域から信頼され、地域に根付いた企業を目指しており、企業姿勢や社員行動指針から、今回の行動につながったと考えています」とのコメントを寄せてくれた。

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