葬儀中、スマホで写真を撮るのはマナー違反？ 「意外な真相」が判明した…
葬儀中、スマホで写真撮影するのはマナー違反にならないのか。むすびす株式会社に聞いてみると…。
服装やお悔やみの言葉、香典、焼香など、マナーが多い葬儀。お葬式に行く前に調べる人も多いだろう。
葬儀の様子をスマホで撮影するのはマナー違反なのだろうか…。
■葬儀中の写真撮影
地域によっては、告別式の前や出棺する前、葬儀を終えた後など、親族だけ集まって写真を撮ることがある。では、故人に縁のある人達が故人を偲ぶために、祭壇や棺をバックに撮影するのは問題ないのだろうか。
厳かな雰囲気の葬儀中、スマホでパシャパシャ写真を撮るのは憚られる…と思う人も多いのではないか。
■コロナ禍で変化…？
昨年、親戚の葬儀に参加した40代男性はこんな経験をしたという。「コロナ禍で参加できなかった遠方の親戚に送るため、親戚一同で棺を囲んで写真を撮りました。こういう場での写真撮影はマナー違反だと思っていたので驚きましたね。コロナで人が集まれなくなったことで、新しいルールができたのでしょうか？」（40代男性）。
葬儀での写真撮影はマナー違反にならないのだろうか。「お葬式のむすびす」でおなじみのむすびす株式会社に問い合わせたところ、「意外な事実」が判明したのだった…。
■動画を回すケースも
むすびす 広報担当者によると、コロナは関係なく、スマホが広く普及した10年ほど前から葬儀の写真を撮る人は増えたという。
「葬儀の様子だけでなく、動画として残したいという方もいらっしゃいます。弊社の撮影スタッフが撮影させていただき、後日DVDにしてお渡しすることもあります」（むすびす 広報担当者）。
昔に比べると、「写真撮影」は広く普及しているようだ。
■マナー違反にはならない？
そうなると、マナーという観点でも問題ないのだろうか。「故人様が映ることを気にされるご家族もおられるので、お客様のご要望・ご意思を伺ってやらせていただいています。弊社ではご家族が同意されていれば、葬儀の風景や故人様を囲んだ家族写真を撮ることも問題ないと考えております」（前出・むすびす 広報担当者）。
タブーやマナー違反にならないとはいえ、大切なのは故人の家族の思いだ。写真を撮る際は、きちんと許可を取ったほうがいいかもしれない。
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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）
