Uberドライバーが女性客の「車内出産」を見届け その優しさに感動拡がる
意外な展開にも怯まず。冷静に対処し励ましたドライバーがいる。
妊婦を車に乗せて病院に連れて行くはずが、車の中でお産がスタート。驚きながらも一生懸命にサポートした優しいドライバーについて、『The Sun』など海外メディアが伝えている。
■夫婦を乗せたドライバー
2019年のこと、アメリカ・ニューヨークでUberのドライバーとして働く30代の男性が、妊婦とその夫を乗せて病院に送り届けることになった。
このとき、女性はすでに陣痛の真っ最中。病院に駆け込んで出産しようと考えていたが、お産が急速に進みだしたため、女性はパニック状態に陥った。
「ああ、生まれてしまう」「神様、もう赤ちゃんが出てきそう」。女性がひどい陣痛と不安に悶え苦しみ始めたため、ドライバーも驚きひどく困惑した。
■嫌な顔もせず励まし続け…
お産が迫っていると確信したドライバーは、ハンドルを握ったまま後部座席の様子を確認。「しっかり息をしてくださいね」などと女性に声をかけて励ました。
その直後、女性は出てきた赤ちゃんの頭を上手に支えながら出産。「ああ、生まれた」という声を聞いたドライバーは母子ともに元気であることを確認し、安堵した様子を見せた。
■ドライバーの優しい気遣い
突然の“立ち会い”を経験したドライバーは「赤ちゃんも大丈夫」「立派に出産しましたね」と女性を褒め、「お子さんに神のお恵みがありますように」「お顔を拭いてあげてください」とも言葉をかけた。
なおこのドライバーは妊婦を乗せることも多いもようで、車内で出産を目撃するのはそれが3度目だった。
■清掃費は払ってもらえず
血液などで車内がずいぶん汚れたため、ドライバーは「清掃する必要があります」「少しだけ余分に払っていただけませんか」と夫のほうに声をかけた。だが「お金はない」「こんなことになるなんて想像もしていなかった」と言われ、わずかな運賃のみ手渡されたのだという。
清掃費用は自分で用意することになったが、ドライバーは赤ちゃんの誕生を祝福。清掃の費用については、自分で用意することにした。
この衝撃的な車内出産の様子をドライブレコーダーが記録していたため、アメリカの各メディアが取り上げて紹介。出産から3年が経過する今はTikTokでも話題を集め、多くの人を感動させている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)