さらにひどくなるのに… 約2割の人が「歯が痛くても」歯医者に行かない理由
歯医者に対して、いいイメージを抱いていない人もいるようで…。
歯医者が怖いと思っている人は、大人でも一定数いるだろう。あまりにも歯医者が嫌すぎて、歯が痛くても放置しておく人さえいるようだ。
■約3割「歯医者が怖くて放置」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で31.3%が「歯医者に行くのが怖くて歯の痛みを放置した経験がある」と回答した。
男女別でみると、男性が29.9%、女性が32.8%となっていた。
■先生に怒られる
小学生のときに歯医者に行くのが嫌で放置していた40代男性は、「奥歯のほとんどに穴が空いていて、痛みも増すばかりでした。さすがに耐えられなくなり歯医者に行くことになったのですが、そこまで放置したことを先生に怒られてしまいました」と当時を振り返った。
現在は歯医者が怖くないようで、「今は当時とは意識が変わって、きちんと歯医者で定期検診を受けるほどになりました。歯の治療って怖いイメージがあるだけで、耐えられる痛さだと今は思っています。きっと子供の頃の自分にとっては、歯医者がものすごく怖いところだったのでしょうね」と続けた。
■親が定期的に歯医者へ
親が定期的に歯医者に連れて行ってくれたという30代女性は、「私自身は、歯医者が好きでなかったんです。そのため歯医者の前には、『行きたくない』など言って困らせていました。ただ今でも健康的な歯でいられているのは、母が強引にでも歯医者に連れて行ってくれたおかげですね」と感謝を述べた。
自分の子供も定期的に歯医者に連れて行っているようで、「息子も歯医者に行くときは、とても嫌がりますね。かわいそうな気もしますが、ここできちんと歯医者に行っておくことが大切なのを、私もよく知っているので…」とも話していた。
■顎の骨が溶けて…
虫歯を放置していると治療費が高額になることもあるようで、「10年以上虫歯放置したら、治療に9ヶ月掛かった上に40万円の支出。歯医者に行かなかった主な理由は、怒られるかもしれないから。1ミリも怒られませんでした」とのツイートも見られた。
さらに悪化すると大変なことになるケースもあり、「親知らずの虫歯を放置した結果、親知らずの隣の歯と、隣の隣の歯の周辺の顎の骨が溶けて無くなった」と投稿している人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
対象:10代~60代男女1,000名