「人魚」たちがダイビング中に溺れた男性を救出? 幻想的な光景に感動の声
まるでおとぎ話。男性の救命に貢献したのは「人魚」だった。
溺れた男性のもとに「人魚」が泳いで向かい、見事に命を救った。おとぎ話のような出来事について、『Fox News』などアメリカのメディアが伝えている。
■ダイビング中に溺れた男性
10月23日、パブロ・アヴィラさんはアメリカ・カリフォルニア州南部サンタカタリナ島の沖合で、息子や友人と一緒にスキューバダイビングを楽しんでいた。
しかしパブロさんは溺れ、意識不明の状態に。突然のピンチに気づいて慌てたのは、息子と友人だけではなかった。
■たまたま近くにいた“人魚”たち
このとき近くにいたのが、マイアミ出身で「人魚パフォーマー」として働くエル・ヒメネスさん(33)だった。この日は人魚姿の生徒たちにダイビングを熱血指導中で、生徒2名と一緒にパブロさんのもとに急いだ。
生徒のうち1名は、ダイビングの資格を持つ消防士。もう1名もダイビングの経験があったため、協力すればパブロさんを救えると考えたのだ。
■見事な救出劇
人魚姿の女性たちが確認したところ、パブロさんはすでに意識がなく口から泡を吹いていたとのこと。そこで女性たちはパブロさんが身につけていた重いダイビング用品を手際よく外し、まだ水中にいたにもかかわらず人工呼吸をうまく施したという。
パブロさんと一緒にいたダイバーもパニック状態に陥っていたが、女性たちの指導で落ち着きを取り戻した。パブロさんも最悪の事態を免れ、生きて陸に戻ることができたそうだ。
■女性たちからも喜びの声
パブロさんの救出に成功した女性たちは、「人魚パフォーマーとしての活動は、スポーツでもあるのです」「キレイな人魚のテイル、それに笑顔だけが売りではありません」「私たちは人の命も救えるのです」とコメントしている。
この日、人魚パフォーマーの講座で写真を撮影していた人物は、見事なレスキュー風景を激写。美しい「人魚」たちが男性を救う幻想的な写真に、多くの人が感動した。
・合わせて読みたい→頭から花火を打ち上げた男性が死亡 頭蓋骨が爆発する惨事に
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)