戦争と流行病を生き抜いた101歳の女性 「長寿の秘訣はテキーラよ」
子供や孫たちに囲まれ、元気な心身で長生きできれば最高だろう。
世界的に見ても、人々の平均寿命はかなり長くなった。日本では和食文化が高寿命と健康維持の手助けをしているといわれてきたが、アメリカではこんな例も…。
このたび101歳の誕生日を迎えたばかりの高齢女性が、「長寿の秘訣はテキーラよ」と明かして世間を仰天させている。『Daily Mail』や『LAD BIBLE』などの海外メディアが報じた。
■ビール片手に取材
アリゾナ州のチャンドラーに住むマリー・フィリップさんが、アメリカ『NBC News』の取材に応じた。マリーさんは1921年にイリノイ州に生まれ、取材はなんと101歳の誕生日に行われたのだ。
マリーさんは「今日はおめでたい日だから、大好きなビールをいただくわ」と言い、ギネスビールを注いだグラスを片手にインタビューに臨んだ。
■「日々飲んでいるテキーラ」
その姿だけでも十分なインパクトがあったが、世間にもっと衝撃を与えたのは、記者が長寿の秘訣を尋ねた時だった。
質問に、「私の長寿の秘訣は日々飲んでいるテキーラのおかげよ」と答えたマリーさん。たまに「毎晩1杯のワインを飲むと体にいい」とは聞くが、アルコール度数33~55%の強いお酒を、マリーさんは日々たしなんでいるそうだ。
■子供や孫と幸せな余生
マリーさんは15歳の時に世界恐慌で母親と妹を亡くし、孤独に耐えかね18歳でメキシコへの移住を決意。そこで結婚し、夫婦で牧場を営んだが、第一子の妊娠を機にアメリカに戻るとシカゴで絵の才能を開花。産後はアーティストとして、美術学校での仕事を得た。
マリーさんは生涯で6人の子を出産。数々の戦争や恐ろしい流行病に苦しめられながらも、見事それらを生き抜き、現在は子供や孫に囲まれながらテキーラ片手に幸せな余生を過ごしている。
■朝食時にワインを飲む高齢女性も
長寿の秘訣は人それぞれ。今年4月にはフランスに住む世界一の高齢女性、現在118歳のルーシル・ランドンさんのライフスタイルが話題となった。
ルーシルさんは毎日の朝食で、グラス1杯のワインを飲むことを日課にしている。彼女が入居する介護施設の職員は、メディアの取材に「通常、入居者に飲酒は勧めていません」「ただ、それが彼女の長生きの秘訣になっているのであれば…と、特別に許可が出ています」と、苦笑しながら明かしていた。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)