開始ブザーと共に暴走、沈黙… 「ロボコン」の悲惨すぎるトラブルはなぜ起こる?

ロボコン中継で時々目にする「動かなくなるロボット」。あの悲惨シチュエーションはなぜ起こってしまうのか…。

東工大・ロボット

“理系の祭典”とも呼ばれるNHKロボコン。各地の大学、高専が自慢のロボットを開発、操作し、ライバルと競い合う壮大な人間ドラマだ。そんなロボコン、中継で「マシンが動かなくなる」トラブルを過去何度か目にしたが、準備万端の中、なぜアレは起きてしまうのか。


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■我らの東工大へ聞きに行った!

記者はその謎を解くべく、10月末、国内最高峰の理系大である東京工業大学(東京・目黒区、以下東工大)へ向かった。

東工大といえばロボット技術研究。NHK学生ロボコン出場の常連校でもあり、アジア大会「ABUロボコン」へ日本代表として出場した経験もある強豪。ここに行けばあの「悲劇」の理由が見つかるのではないかと考えたのだ。

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■ロボット好き男子学生たちが…

東工大

ハロウィンに浮かれた若者たちが渋谷で乱痴気騒ぎを起こしていた10月30日、渋谷から電車で15分の距離にある東工大では学園祭「工大祭」がおごそかに行われていた。

偏差値が5上がると銘打たれた謎ポップコーンの販売や、コスプレメイドカフェ、ゴキブリを箸でつかむチャレンジなどが企画され、独特の盛り上がりを見せる工大祭。

「地雷系ギャルが焼く焼き鳥屋台」には長蛇の列ができていたが、実際には女装した男子学生たちがじつに上手な焼き加減で串を焼いているという本格派のやつで、まんまと騙されながらも、みな笑顔で焼き鳥を頬張っていたのだ。平和である。

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