インドの農家がサステナブル農業を開始 デリーの大気汚染は減少の可能性高まる

インドでは最新技術が取り入れられ、サスティナブルな農業へ移行を始めている。

2022/11/08 10:00

■工場と協力して燃料にも

アマルジット・シンさん(48)は、籾殻を近くの工場に売却して燃料にする方法を選んでいる。彼や他の農家は、不耕起播種機「ハッピーシーダー」などの機械を使い、環境を汚染しないようにしているのだ。

農家のなかには、作物残渣を圧縮して俵にする「ベーラー」と呼ばれる機械を使っている人たちもいる。


関連記事:有吉弘行&マツコ、うずらの生態を知り驚きの声 「うそ…」「怖っ」

■大気汚染によるデリーの現状

今年10月下旬のデリーの大気汚染は、祭り後に悪化した。爆竹や花火も昨年より多く使用されたことで、霧がかかったように白くなり、咳やくしゃみ、喘息などの症状が出ている人が続出している。

政府は大気汚染問題に真剣に取り組むと主張し、焼畑を防ぐためのいくつかの新技術を農家に提供している。ただ、汚染の原因は焼畑農業のみではない。ディーゼル車やゴミ処理、工場の廃棄など、経済発展に関わる問題は山積みだ。

そうしたなか、日本も含める世界からの最新技術がどんどん取り入れられており、環境問題に積極的な国民も増えている。国民は、1日も早く澄んだ空気を吸えることを期待している。

・合わせて読みたい→下水を処理したリサイクル・ビール 「環境に最も優しい飲料」と世界が注目

(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae

【Amazonセール情報】ココからチェック!