ドンキの例のBGM、意外すぎる事実が判明… なぜか「ある世代」のバイブスぶち上げに
ドン・キホーテ店内で流れているお馴染みのBGM。しかし「曲名」を知っている人はどれくらいいるだろうか…。
■ドンキの曲に、そんな誕生秘話が…
まずは件の楽曲、その名も『ミラクルショッピング 〜ドン・キホーテのテーマ〜』の詳細について尋ねてみると、こちらは1999年(平成11年)に当時の女性従業員が作詞作曲したストアソングであることが判明。
当時はNHK教育番組『おかあさんといっしょ』のオリジナルナンバーとして誕生した楽曲『だんご3兄弟』が空前のヒットを飛ばしており、「音楽と販促」の関係が注目されていたと…いう風潮があったそう。
そうした中、前出の従業員が「テーマソングを作ってはどうか」と上司に提案したところ、「自分でやってみては」という絵に描いたような逆提案を受けて誕生したのが、我らがドンキのテーマソングである。
なお作曲に当たり、件の従業員は世の中のテーマソングを研究して「お祭り空間ドン・キホーテにふさわしい『店内に入った瞬間にノレる曲」を目指していたという。
■運営会社の「ガチ分析」を聞くと…
続いては「ドンキのテーマが60代に認知されている」件に心当たりがないか尋ねてみると、PPIH担当者からは「下町のデパートとして愛されてきた『長崎屋』や『ダイシン百貨店』だった店舗がMEGAドン・キホーテとして生まれ変わり、当時からのお客さまに変わらずご愛顧頂いています」という回答が。
確かに「前身となる店舗」から今日まで顧客のハートをガッチリ掴んでいるのであれば、高い年齢層からの支持率や認知度が高い背景も納得である。
またPPIH担当者は「余談ですが、MEGAドン・キホーテ 大森山王店は他の店舗では扱いのない『チリ紙』を置いています」「今は洋式トイレが普及してペーパーホルダーにつけるトイレットペーパーが主流ですが、店舗付近にはまだまだ汲み取り式のトイレを使用している家庭があり、ロール型ではない置き型のチリ紙は、なくてはならないものだそうです」とも補足していた。
「地域に密着した商品展開」もまた、地元で生活する高齢者のユーザーに愛される理由の1つと言えるだろう。今回の調査では対象外となったが、もしかしたら「70代以上」にアンケートを実施した際も『ミラクルショッピング 〜ドン・キホーテのテーマ〜』を認知している人物を一定数確認できるかもしれない。
・合わせて読みたい→ドンキ店内を見上げたユーザーが驚愕 天井に出現した「格言」の正体が最高だった
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)