スシロー、反省しすぎてマニアもドン引き「やりすぎ感がハンパじゃない」
スシロー、反省しすぎて過剰にストイックになっている?
■スシローのお詫びがデカすぎる
それに対しスシローは現在ホームページのトップに「弊社の不適切な告知に関するお詫び…」と、デカデカと画像リンクを掲載している。
あまりに画像が大きいためスシローマニアの記者もやや引いてしまったことや、品切れ情報がオンラインでチェックできるようにするなどの仕組みづくりはしているので、そこまでする必要があるのか疑問に感じてしまった。
マニアとしては客がもし減っているのならば、正直に言うと不適切な告知が最大の原因ではない気がしてならないのだ。その理由は別にあると予想する。
■客離れの原因は値上げでは?
スシローから客が離れたなら、その理由として考えられる最大のものは「値上げ」にほかならないだろう。スシローは100円寿司界の中でも、最大級の値上げを実施しているからだ。
100円皿は120円~、150円皿は180円~、300円皿にいたっては360円~と、かなりインパクトある値上げを行っており、100円皿の値上げをしていないかっぱ寿司やはま寿司よりもかなり割高に感じる。
また、記者が勝手にスシローのライバルだと思っているくら寿司でさえ100円皿は115円とスシローよりも値上げ幅は小さく、フェアで提供されている高級ネタも2貫のものは250円に抑えているので、他社と比べてかなりの割高感を客に持たれてしまっている可能性が高いのだ。
■わざわざスシローに行く理由が…
その理由が正しいと確信したのは、現在スシローで行われている「まぐろ祭」のメニューを食べたこと。
まず、360円の「匠の漬け 本鮪鉄火」は美味しいものの、正直に言うと地味である。360円出せばグルメ回転寿司の鉄火巻が食べられてお釣りも来るので、わざわざスシローに行く理由が無い。
■お得感を感じられないフェアメニュー
他にも180円の「本鮪赤身」は、画像のとおりかなり薄く切られており、食べ応えが無い。ちなみにほぼ同額の税抜360円(税込396円)で銚子丸ではこれより厚切りの本鮪を使用した上赤身が食べられるので、お得感も無い。
同じく1貫180円の「大切り中とろ」も、グルメ回転寿司の活美登利では2貫税抜380円(税込418円)で提供しているので、やはりお得感があまり無い。
■別の100円回転寿司へ行くのは当たり前
また、他にも360円の皿で鮮魚三貫盛りもあったのだが、平日限定にも関わらず正直に言うと地味すぎてやはりお得感が感じられないのである。
スシローの名誉のために言っておくとどの寿司もとても美味しいのだが、やはり元100円回転寿司に多くの客が求めていたものは「お得感」だろう。
それがグルメ回転寿司よりちょっとだけ安いレベルになってしまったら、別にスシローでなくても良いし、以前の金額に近い別の100円回転寿司へ行くのは当たり前に思える。
■楽しいスシローが懐かしい
スシロー、反省しているのはわかるんだけどトップにデカデカと謝罪文貼るのはさすがに引く。あとフェアメニューのお得感が全く感じられない。360円の鉄火巻きは地味すぎるし、180円の本鮪赤身はペラペラ…。以前の楽しいスシローに戻ってくれることをマニアとして期待してます。頑張れスシロー。 pic.twitter.com/t6NEDal8oO
— 熊田熊男 (@yamasan15588510) November 2, 2022
いまのスシローはあまりに反省しすぎて過剰にストイックになっている気配すらある。マニアとしては回転寿司フライドポテトを流行らせたあの頃や、カフェメニューが話題になっていた楽しいスシローがいまや懐かしく感じてしまうのだ。
これからスシローが歩む道はいばらの道かもしれないが、ぜひそれを乗り越えて皆に愛されるスシローに戻ることを願ってならない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)