男性が4年間こっそりショッピングモール暮らし 警備員にバレて永久追放に
ショッピングモールにバレずに暮らしていた男性。「またあそこに住みたい」と話し…。
冬場は温かく、夏場は涼しいショッピングモール。トイレもきれいで食品から生活雑貨まで何でも揃っている。映画館や飲食店が充実している所もあり、暇さえあればそこに出かけているという人も多いのではないだろうか。
そんなショッピングモールに、4年間誰にもバレずにこっそりと暮らしていた男性の話題を、イギリスの『Mirror』や『DAILY STAR』が報じている。
■立ち退きを言い渡されるも…
奇想天外な発想で世間を驚かせているのは、アメリカ・ロードアイランド州に住んでいるマイケル・タウンセンドさん。彼は4年前、借りていた住宅を改築するという理由で、オーナーから立ち退くよう言い渡されていた。
途方に暮れたマイケルさんだったが、約20年前、市内にあるショッピングモール付近をランニングしていた際に、モール内に空き部屋のようなものがあったことを思い出した。
■モール内での生活をスタート
そして、「何でも揃っているモール内に住めたらどんなに快適でしょう。ぜひ1週間体験してみませんか?」と宣伝されていたような記憶もよみがえってきた。
マイケルさんはその空き部屋がまだ存在するのか気になり、確かめに行ってみると、当時のまま残っていることが判明。すぐに貴重品や荷物をまとめ、ゲームからソファーに至るまでさまざまな物を約70平米のその部屋に持ち込み、わが家のように暮らし始めた。
■友人らとDIY
さらにマイケルさんは、誰にも言わないと約束してくれた友人だけをそこに招待。モール内の通路を通る人々や従業員から見えないよう、DIYで壁やドアを設置した。
それからなんと4年が経過。「もっと自宅っぽく、快適にしよう」と木目のフローリングやキッチンを作る計画を立てていたある日、ついに彼らの奇妙な動きに不信感を持った警備員から声をかけられた。
彼らは即座に退出するよう命じられ、マイケルさんは不法侵入の疑いで警察にも通報された。
■懲りずに「また住みたい」
その後に起訴されたマイケルさんには執行猶予付きの判決が下り、ショッピングモールからは永久追放が言い渡されたが、反省するどころか現在もモールの近くに住み、一緒にその部屋に暮らしていた友人らと連絡を取り合っているという。
彼はメディアの取材に「いち買い物客として、ショッピングモールでの過ごし方をより快適にするための工夫に満ちた4年間だった。またみんなであの部屋に住みたい」と懲りた様子もなく話している。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)