著名な殺人鬼に父を殺害された女性 新たなドラマ化で「不眠になった」
ドラマ化により、遺族は心の傷をほじくり返された。
猟奇的な事件を起こし、世界を震撼させたアメリカの連続殺人鬼。そのドラマが制作・公開されたことを受けて被害者の娘が心境を告白したことを、『Insider』などアメリカのメディアが伝えている。
■事件の概要とその後
1978年から1991年にかけて、17人もの男性を殺害した“ミルウォーキーの食人鬼”ことシリアルキラーのジェフリー・ダーマー。犯行は殺害にとどまらず、遺体の一部を食べる、または保管するなどしていたことも判明している。
また逮捕された後はいくつかのインタビューに応じ、犯行についての詳細を語るなどして世界を震え上がらせた。
そんなダーマーは1994年に刑務所で囚人に襲われ死亡したが、その後は複数の映画作品の題材に。今年は新たにネットフリックスで『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』と題してドラマ化され、大ヒットした。
■犠牲になった男性の娘
ダーマーに命を奪われた男性のひとりは、当時まだ19歳。交際相手のお腹には赤ちゃんもいたが、たまたまダーマーと知り合いアパートに足を踏み入れてしまった。
「自分の言いなりになる恋人が欲しい」。そう考えたダーマーはロボトミー手術(前頭葉切除実験)を行おうとしたが失敗し、結局は殺害に及んだのだという。
恋人が身ごもっていた赤ちゃんは、男性の死から数ヶ月後に誕生。タチアナさんという名で現在は30代になっており、事件と男性の死については、家族やメディアの報道によって知ったそうだ。