現役キャビンアテンダントが明かす職務の実態 「機内の迷惑客に困惑しまくり」
子供たちに優しく、乱気流などの際には乗客を安心させるキャビンアテンダントだが、実態はかなりの重労働だという。
先頭のコックピット・クルーに続き、スーツケースを引きながら空港内を歩くキャビンアテンダントたち。その優雅かつ颯爽とした姿に憧れを抱く人も多いだろうが、実際は日夜不規則で重労働も多く、なかなかの激務だという。
このたびあるキャビンアテンダントが「機内で遭遇する迷惑客」を明かし、話題となっていることをイギリスの『The Sun』や『Daily Star』が報じた。
■非日常なライフスタイルは注目の的
10年ほど前から、目まぐるしい発展を見せている中東の5つ星航空会社『カタール航空』。インド出身のカジャル・マンハスさん(26)は、そこに勤務するキャビンアテンダントの1人だ。
「その仕事にずっと憧れていた」と話すカジャルさんは夢を叶え、数年前から世界中を飛び回っている。その非日常的なライフスタイルを自身のInstagramで公開すると、あっという間にフォロワー数が1万人を超えた。
■現実は重労働
「世界中に飛ぶなんて羨ましい」「かっこいい、憧れる」と多くがその仕事を称賛しているが、カジャルさんは「機内の迷惑な客に困惑することが多々ある」とこぼす。
一例は「自分の荷物をなぜか離れた場所に置く人」。危険を承知で通路に置く人もおり、不審物ではないかと他の乗客が不安を覚えることもあるため、手荷物は必ず、座席の下かコンパートメントと呼ばれる頭上の棚に収納してほしいと呼び掛けている。
■シートベルトサインが点灯するも…
また「飛行機が着陸するとすぐに立ち上がる人」も多いそう。スポットに到着してエンジンが切られ、コックピットが安全を確認して初めてそのサインは切られる。自身の安全のためにも、シートベルトの着用は最後まで守ってほしいという。
他にも「何かと『マイレージクラブのゴールド会員だ』などと、ステータスや職業を明かしてくる客」「機内にない物や、すでに提供した物まであれもこれも欲しがる人」も多く、キャビンアテンダントたちを困惑させているそうだ。
■「わが身に置き換えてみて」
そして、キャビンアテンダントは救命活動にもあたり、安全な運航には欠かせない保安要員でもある。にもかかわらず、召使いのように扱う態度が悪い客や彼らの命令口調にはうんざりさせられるそうだ。
カジャルさんはそんな客に対して、「自分がされたらどう感じるか、わが身に置き換えて考えてみてください」と訴えている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)