習近平氏が事実上の「終身名誉監督」に 台湾への武力行使の可能性を示唆も…

5年ぶりの共産党大会で習氏の3期目が正式決定。習氏は事実上金正恩となり台湾への武力行使の可能性を改めて示唆しているが…。

■台湾市民の間でも警戒感が強まる

台湾市民の間でも、金正恩となった習氏への警戒感はこれまでにも増して強まっている。

最近、台湾市民の間では防空壕の位置を示すアプリのダウンロードが増加するだけでなく、実際に民間軍事会社などが実施する軍事訓練や避難訓練に参加する人々が増えるなど、状況は以前とは変わっている。

一方、台湾政府は有事の備え、エネルギーの在庫を拡大させていることが最近明らかになった。ロシアがウクライナのインフラ施設へ意図的に攻撃しているように、有事になれば中国軍は台湾軍の施設だけでなく、電力発電所や空港など重要なインフラ施設を狙ってくる可能性が考えられる。


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■最優先事項は台湾の統一とも

異例の3期目を実現させた習氏は今後、これまで以上に内に隠してきた想いや狙いを行動に移してくることだろう。

習氏にとって3期目の最優先事項は台湾の統一だ。それを我々は忘れるべきではない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中

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