EXIT兼近、ホームレス個々人の状況理解の重要性説く 自身の経験から…
ホームレス経験のあるEXIT・兼近大樹。問題解決に必要なことについて私見を述べた。
お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、27日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。東京都・渋谷区の公園で生活していたホームレスが強制排除されたことに私見を明かした。
■ホームレスが強制排除
今月25日、再開発工事円滑化と公園利用者の安全確保のために渋谷区立・美竹公園が封鎖。当時4人のホームレスが生活していたが、封鎖の事前通告はなかったとのこと。区が用意した住居に3人は移動したが、1人は公園に残ったという。強制排除に対してホームレスの支援団体は「一方的に追い出すのは人権上問題だ」と批判している。
これについてツイッター上では、「そもそも公園は生活の場所ではない」といった指摘や、「文句を言うなら支援者が家を用意すればいい」と、ホームレス支援者へのコメントが上がった。一方で、「渋谷区の対応は理解できるが、もっと丁寧な調整はできなかったのか」と、区の対応を疑問視する声も。
番組ではこの問題を取り上げ、ホームレス支援などについて議論。自身がホームレス経験者でもある兼近は支援者に向けられたコメントに不満を見せる。
■「許せないなって」
話を振られた兼近は、不自由なく生活している人はホームレスのことをとくに気にしていないと指摘した上で、「(支援者の人は)私達がなんとかしたい、って思って活動してるんで、やっぱり『支援者がなんとかしたらいいじゃん』っていう声は僕はちょっと納得いかないなと思いますね」と、支援者に向けられたコメントに反発。
「そこに矛が向くのって僕はほんとに許せないなって」と不服な気持ちを見せ、「僕もそういう人に助けられて生きてきてる、支援されて」と、自身の過去の経験にも触れた。