東京で大自然の中「テレワークできる場所」を発見 最高の景色で仕事が捗った…
ばらや噴水をバックに仕事ができる場所が。記者が実際に使ってみると…。
コロナ禍で会社だけでなく、あらゆる場所で仕事ができるようになった。ただ、テレワークが続くとどうにも仕事に身が入らないことがある。
そんな時、東京で大自然に囲まれながらゆったり仕事できるスポットがあって…。
画像をもっと見る
■テレワークで集中できない日も
テレワークの時、どこで仕事をするだろうか? 自宅、カフェ、漫画喫茶、レンタル会議室…。今や会社だけでなく、様々な場所で仕事できる時代だ。ただ、そうした場所で仕事をしても気分が乗らず、仕事が捗らないこともある。
自宅だとついだらけてしまい、カフェは周りがガヤガヤして集中できない…。そういう日もあるだろう。
そんな時、都会の喧騒を忘れて仕事できる場所があるのをご存知だろうか。
■穴場なテレワークスポット
その場所とは、東京・調布市にある神代植物公園。調布駅や三鷹駅、吉祥寺駅などから「神代植物公園前」直通のバスに乗って行くことができる。
同園の敷地は非常に広く、約4,800種類の植物が30ブロックに分かれて植えられ、梅や桜の名所としても知られる。そんな自然豊かな公園はテレワークができるスポットも備えているそう。
2021年から園内にフリーWi-Fiエリアを3箇所解放し、今年10月にはさらに2箇所追加。四季折々の花や緑を眺めながら仕事できるということだ。
10月中旬、記者が同園に足を運び5箇所全てを回ったところ、「新感覚」のテレワークを体感するのであった…。
■記者が集中できたスポット
園内には、この時期しか見られない見事なばらが咲き誇っていた。第一のテレワークスポット「ばら園テラス」は、一面に咲いたばらや噴水を眺めながら仕事ができる。
大自然の中で「フリーWi-Fi」の張り紙を目にしたのは初めてだ。眺望は文句なしだが、テラスが完全な日陰にあるので少々肌寒く、多くの人が休憩に訪れるので気になる人もいるかもしれない。
その点、第二のスポット「芝生広場の芝生売店前」は快適だった。周りを芝生で囲まれており、人も少ない。
この時期は時折吹く風が心地よく、カフェなどでは味わえない開放感がありつつ周りは静かで集中できる。個人的にはここでの作業が一番捗った。
■屋内で作業できる場所も…
屋内にも仕事できるスポットがある。第三のスポット「大温休憩室」は、暖房が効いて環境としては文句なし。少し歩けば植物も見ることができる。ただ、それなりに人がいるので景観は他のスポットに比べると劣ってしまうかもしれない。
第四・第五の「ガーデンビューロ前」「植物会館ロビー」は売店がすぐ近くにあるため少々ガヤガヤしている。集中したい時は不向きかもしれないが、休憩時リラックスしながらザッと資料を眺めるなどの使い方はできそうだ。
入園料は一般500円で、利用時間は休園日の月曜日を除く午前9時半から午後5時まで。お昼からは観光客が増えるので、開園と同時に行くのがおすすめだ。
都会での喧騒に疲れ、自宅やカフェでの作業にも飽きた時は、神代植物公園で気分を変えて仕事するのもありかもしれない。
【神代植物公園】
東京都調布市深大寺元町5-31-10 開園時間 午前9時半~午後5時まで(月曜日は定休日)
・合わせて読みたい→“仕事用”ゲーミングチェアを試してみたら… 「在宅ワーク」にも最適すぎて驚いた
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)